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華陽ニュース

紙の市況(2023.7)詳細 7月31日更新分

【その他の市況/状況】

1.大王製紙 三島工場でフラッフパルプの生産を開始

 大王製紙は7月25日、三島工場でフラッフパルプの生産を開始したと発表しました。公式サイトの発表によると、

フラッフパルプ ロールパルプから解繊した綿状パルプ。紙おむつなどの吸収体商品に使用。
同社によれば輸入品が大半とのことで、同社自身もこれまで外部調達していたが、一部を内製化することで吸収体商品の安定強強をより一層強化。
生産能力 月産7,500トン
営業運転 2023年7月より営業運転を開始。

 同社は2022年6月に株式会社リブドゥコーポレーション、トータルケア・システム株式会社と共同で使用済み紙おむつのリサイクル事業に関する研究を開始していますが、再生パルプを混ぜ合わせたフラッフパルプを自社の紙おむつに使用することで紙おむつの水平リサイクルフローの完成を目指すと、今後の展望について明らかにしています。


2.ENEOS C重油値上げ表明

 2023年7月22日付の日本経済新聞紙上にて、ENEOSが製紙のボイラー燃料用にも使う高硫黄C重油の7~9月期価格を4~6月期比3%引き上げると表明したと報じられています。円安進行が要因とのこと。引き上げは2四半期連続になると記事では伝えられています。


3.キッチンペーパーの下値が上昇

 2023年7月22日付の日本経済新聞紙上にて、キッチンペーパーの6月の店頭価格の下値が前月比で上昇したと報じられています。東京紙商家庭紙同業会の調べによるものとのこと。値上げにより安値での販売が減っているとのことですが、前月比横ばいとなったトイレットロールでは、値上げの影響などで割安な再生紙商品の販売が伸びているとの卸業者の声も紹介されています。


4.6月末の古紙在庫も前年比増

 2023年7月25日付の日本経済新聞紙上にて、6月末の古紙在庫が前年同月末比で増加となったと報じられています。関東製紙原料直納商工組合のまとめによるもので、段ボール古紙が前年同月末比で34.9%増、雑誌古紙が同46.3%増、段ボール・新聞・雑誌の3品合計では同30.2%増となったとのこと。前年比増となるのは7か月連続とのことで、物価高の影響などで紙・板紙の需要が落ち込んでいると、記事では要因について説明しています。


【印刷、製品、その他関連】

1.TSUTAYA事業を日販との共同会社に移行

 「TSUTAYA」事業を営むカルチュア・コンビニエンス・株式会社(CCC)は2023年7月21日、日販グループホールディングス株式会社との共同事業会社を2023年10月より始動すると発表しました。公式サイトの発表や2023年7月22日付の日本経済新聞の記事によると、

内容 CCCと日販の合弁会社で、TSUTAYA店舗向けの卸を手掛ける株式会社MPDの社名を変更、TSUTAYAのFC事業と卸事業を統合した新たな共同事業会社「カルチュア・エクスペリエンス株式会社」を2023年10月1日に始動。
狙い MPDの流通、TSUTAYAの顧客接点という両社の強みを生かし、収益構造の改革も進めながら、「地域に交流を生む新しい時代の体験型書店」の拡大を目指す。

 日本経済新聞の記事によれば、現在約900店舗のうち約9割がFC加盟店とのことで、加盟店の収益力を高め、全体の店舗数を3~5年で1,000店舗まで増やす計画であると伝えられています。


※文中敬称略
※文章は2023年7月27日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。