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華陽ニュース
ニューノーマル関連情報2025.2
コロナ禍などをきっかけに変化した『ニューノーマル』な生活様式のなかでも、世界の環境や人権に対する関心はなお高まりを見せており、毎日のニュースでSDGsやESG、脱炭素、エシカル消費といったキーワードを目にしない日はないほどとなっています。
そういった、紙にも関連があるけれど紙だけにはとどまらない日々の動きを少しでもお伝えできればと、この欄を作成致しました。皆様の営業活動のお役に立てれば幸いです。
2024年12月に報道された、ESG・脱炭素他に関連する動きの抜粋
【政府・官公庁他】
国土交通省 | 国内で運航する船舶の二酸化炭素排出量を2040年度に13年度比36%削減する目標案を提示。 |
経済産業省 | 「GX率先実行宣言」を新たに創設。参画する企業が、グリーンスチールや再生航空燃料(SAF)、曲がる太陽電池など、経産省が対象とする脱炭素に貢献する製品・技術のなかからひとつ以上を選び、調達を増やす事業の概要などを開示する。脱炭素貢献製品の市場創造を需要側から促進する狙い。 |
二酸化炭素の地下貯留に関し、国内の5つのプロジェクトの一部に試掘費用を補助する計画。2024年度中に支援先を選定し、政府補助を受けて民間企業が2025年中に試掘に着手する。 | |
新しいエネルギー基本計画の原案を提示。2040年度の電源構成について火力3~4割、原子力2割、再生可能エネルギー4~5割程度とし、再生エネと原発を「最大限活用」するとしている。 | |
経済産業省 環境省 |
温暖化ガスの排出削減目標を2035年度に13年度比60%減、2040年度に同73%減とする新たな地球温暖化対策計画の原案を取りまとめ。閣議決定後、2025年2月までに国連に新目標を提出する運び。 |
【産業】
JEAR | 英エネルギー企業BPと、洋上風力発電事業を統合し合弁会社を設立することで基本合意。高い競争力を持つ洋上風力開発のプラットフォームを形成し、中長期的な飛躍を遂げるとする。 |
JR東海 積水化学工業 |
ペロブスカイト太陽電池を搭載した防音壁の開発などの実施で共同開発契約を締結。すでに試作品を開発済みで、JR東海の小牧研究施設等で実証実験を2025年1月から実施。発電した電気は駅等での活用を想定しており、実用化に向けて検討を進める。 |
日本製鉄 | 高炉での鉄鉱石の還元に、石炭の代わりに水素を用いて二酸化炭素排出量を削減する技術「高炉水素還元」について、試験炉での世界初となる二酸化炭素削減40%超を実現したと発表。今後は削減率50%以上など大型高炉での実用化に向けた取り組みを加速。 |
三井物産 セブン‐イレブン・ジャパン |
2024年12月26日より、兵庫県内の共同配送センターから大阪方面のセブン‐イレブンへの配送トラックにバイオディーゼル燃料100%の燃料を活用する実証実験を開始。大阪や京都のセブン‐イレブン約1,500店舗などで回収した植物由来の使用済み食用油から燃料を精製することで「カーボンニュートラル」の効果を見込む。 |
積水化学工業 | ペロブスカイト太陽電池の量産化を決議。ペロブスカイト太陽電池の設計・製造・販売を行う新会社を設立し、シャープの堺市の工場の建物や設備などを一部譲り受けて転用する。 |
パナソニック | 電極の触媒に希少金属を使わずに水素を生成する技術を開発。 |
※文中敬称略
※文章は2024年12月31日現在、新聞記事や各社のニュースリリースなどを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。