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華陽ニュース
ニューノーマル関連情報2025.6
コロナ禍などをきっかけに変化した『ニューノーマル』な生活様式のなかでも、世界の環境や人権に対する関心はなお高まりを見せており、毎日のニュースでSDGsやESG、脱炭素、エシカル消費といったキーワードを目にしない日はないほどとなっています。
そういった、紙にも関連があるけれど紙だけにはとどまらない日々の動きを少しでもお伝えできればと、この欄を作成致しました。皆様の営業活動のお役に立てれば幸いです。
2025年4月に報道された、ESG・脱炭素他に関連する動きの抜粋
【政府・官公庁他】
環境省 | 2023年度の温暖化ガス排出量が前年度比4%減となったと発表。再生可能エネルギーや原子力発電由来の電気の割合が増えたことが寄与と分析。 |
日本政府 | マレーシア政府との間で、今夏までに二酸化炭素の地下貯留に関する覚書を締結する予定。日本国内の火力発電所などから出た二酸化炭素をマレーシア沖の天然ガス田後に封入する事業の開始をにらんだもの。実現すれば日本にとっては初の海外事例。 |
エネルギー・金属 鉱物資源機構 |
2025年度中に天然水素の発生地を国内で探す調査を開始。天然水素は地中で自然に発生した水素で、有望な場所が発見できれば水素の安価な調達と脱炭素への貢献が期待できる。 |
【産業】
住友ゴム工業 | タイヤ製造の白河工場で水素製造装置の稼働を発表。再生可能エネルギーで水を電気分解し、年間最大約100トンのグリーン水素を製造。同工場のエネルギー源の一部として使用することで年間約1,000トンの二酸化炭素排出量削減につながる見込み。 |
東急不動産 自然電力 |
営農型太陽光発電所を開発する新会社を設立。まず北海道の帯広畜産大学の敷地内で、太陽光パネルを地面に対して垂直に設置した発電所を開発し、農業と発電の両立を目指す。 |
UCC上島珈琲 | 水素を燃料にして豆を焙煎したコーヒーの量産を開始。水素は山梨県からグリーン水素を調達し、熱源を水素100%としたときの水素焙煎時の燃料由来の二酸化炭素排出量をゼロとする大型焙煎機を富士工場に導入、稼働。 |
ヤンマーエネルギーシステム NEDO ぎふ農業協同組合 |
「高効率もみ殻バイオ炭製造装置」の実験機を岐阜市のJAぎふ方県カントリーエレベーターに設置し、「高機能バイオ炭」のベースとなるバイオ炭の実証実験を開始。土壌への炭素貯留効果と農作物の収量を向上させる機能、バイオ炭の製造コストの大幅な低減などを目指す。 |
※文中敬称略
※文章は2025年4月30日現在、新聞記事や各社のニュースリリースなどを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。