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紙の市況(2025.8)詳細 8月20日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.製紙8社 第1四半期業績発表

 8月8日までに製紙8社が2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の連結経営成績を発表しました。各社サイトに掲載された決算短信によると、

 王子ホールディングスは同第1四半期累計期間の業績について2025年5月13日に公表した2026年3月期連結業績予想とほぼ同水準で推移しているとし、通期の連結業績予想は前回発表の数字から修正はないとしています。
 

2.特種東海 レザック66など4点で一部の色を生産終了

 特種東海製紙は8月18日、レザック66など4点で一部の色の生産終了を発表しました。

生産終了色 レザック66 あおねず、ア-モンド、オリーブ、くりちゃ、ちゃいろ、ねずみ、ぼたん、むらさき の8色
レザック80つむぎ あお、あおねず、しらちゃ、つゆくさ、はだ、ふじ、らくだ の7色
レザック82ろうけつ あい、あさぎ、こがね、こそめ、しゅ、しらちゃ、みず、みどり の8色
里紙 あじさい、きび、きぬ、きり、しょうぶ、すぎ、もみじ、りんどう、わさび、わら の10色
実施日 2025年10月1日(水)をもって生産終了

 同社はファンシーペーパーの需要減少という事業環境の変化に対応するため、品揃えを削減する一方で、存続する製品の在庫の充実化を図り、お客様により安心してお選び頂ける供給体制を整えることを、今回の廃色の目的としています。
 
【板紙・パッケージに関する市況/状況】

1.レンゴー 包装機で木下賞受賞

 レンゴーは8月8日、「国産高さ可変包装機『J‐RexS』の開発」で日本包装技術協会主催の第49回木下賞の包装技術賞を受賞したと発表しました。同社が開発した『J‐RexS』は商品のサイズに合わせて段ボールケースの底面積を設定し、商品の高さに合わせて切断、封緘する国産自動包装機で、

・包装資材の使用量を最小化
・積載効率の向上
・輸送コストの低減

に効果があるとのこと。
 今回の受賞について、同社は

・鋭利な刃物を使用せず段ボールを切断加工する世界初の技術の確立
・国産であるため、納期やアフターサービス等の迅速な対応に期待

といった点が評価されたと分析しており、今後も日本の物流を効率化するための包装資材と包装機械のソリューション開発を継続するとしています。
 

【その他の市況/状況】

1.パルプ7月積み価格 下げ幅が縮小の報道

 8月14日付の日本経済新聞紙上にて、製紙用パルプの7月積み対日価格が前月比下落となったと報じされています。N‐BKPは前月比1%安、L‐BKPは同3~5%安となったとのことですが、下げ幅は縮小したとのこと。

・中国で原料パルプの在庫調整が進展し、買い付け意欲がやや回復
・各国の関税交渉が進み、貿易環境の不透明感に解消の兆し
・ブラジルの紙パルプ大手・スザノが8月初めにパルプの減産の実施を発表。

といった背景があり、今後の南米産L‐BKPの価格は横ばいか緩やかに上昇するとみる取引業者もあると記事では紹介されています。
 

2.古紙輸出入札価格 8月積みも上昇

 8月15日付の日本経済新聞紙上にて、古紙の8月積み輸出入札価格が前月比4%上昇したと報じられています。関東製紙原料直納商工組合のベトナム向け段ボール古紙対象の組合買い入れ価格が上昇したもので、上昇は2か月連続となるとのこと。関税交渉の進展により貿易の先行き不透明感が薄れ、欧米の古紙事業者がアジア向け輸出価格を引き上げていることが背景にあると記事では説明されています。
  

※文中敬称略
※文章は2025年8月18日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。