1. HOME
  2. KAYO NEWS
  3. ニューノーマル関連情報2025.11

KAYO NEWS

華陽ニュース

ニューノーマル関連情報2025.11

 コロナ禍などをきっかけに変化した『ニューノーマル』な生活様式のなかでも、世界の環境や人権に対する関心はなお高まりを見せており、毎日のニュースでSDGsやESG、脱炭素、エシカル消費といったキーワードを目にしない日はないほどとなっています。
 そういった、紙にも関連があるけれど紙だけにはとどまらない日々の動きを少しでもお伝えできればと、この欄を作成致しました。皆様の営業活動のお役に立てれば幸いです。

2025年9月に報道された、ESG・脱炭素他に関連する動きの抜粋

【政府・官公庁他】

経済産業省 遺伝子組み換えした生物の利用に関連する規制措置を定めた「カルタヘナ法」の関連告示を2026年4月に改正施行する方針。生物多様性に関する国際基準を満たす微生物に関しては同省への事前申請を不要にし、植物由来のバイオエタノールをつくる際などの遺伝子組み換えした微生物の利用の規制を緩和することで、環境負荷の低い製品の普及を後押しする狙い。
「ペロブスカイト太陽電池」の研究開発支援のため、リコー、パナソニック、エネコートテクノロジーズに補助金を支給する方針。研究や実証総額の3分の2に相当する額を「グリーンイノベーション基金」を通じて支援し、量産を促す。
千葉県の九十九里沖を国の指定区域として、二酸化炭素の地下貯留の事業者の募集を開始。2026年にも試掘に移りたい考え。実証事業が進む北海道・苫小牧沖に続いて2か所目。
二酸化炭素を地下貯留する際の濃度を、現在の99%以上から、安全と考えられる場合は99%未満も例外に認める改定を検討中。年内に結論を出し2026年までに関連法の政省令を改正する計画。
環境省 人工光合成の普及に向けた工程表を公表。2030年に電解系、35年に光触媒系の実用化、40年に量産化や生成物を用いた製品の製造を目指す。コスト低減が課題。
東京都 2030年度までに水素で走るFCVタクシーを600台導入すると発表。9月3日に「水素で世界をリードする東京」を目指す新たなプロジェクト「TOKYO H2」が発足。2035年度に約1万台の商用FCVの普及を目標に掲げている。
東京大学
中国石油大学
ENEOS子会社
二酸化炭素が玄武岩の表面に直接反応し、瞬時に鉱物化される新しい反応メカニズムを発見。日本列島に広く分布する火成岩(玄武岩)という地質的特性を生かした、より効率的で安全性の高い二酸化炭素固定技術の実現に寄与することが期待される。
国立環境研究所 与野党が進めるガソリン・軽油の旧暫定税率の廃止が2026年に実現した場合、2030年時点の二酸化炭素排出量が、廃止しない場合に比べて610万トン増えると試算。

【産業】

EITイノエナジー 日本での投資を検討との報道。脱炭素分社のスタートアップを支援する、欧州最大級のファンド。
日野自動車 トヨタ自動車と共同開発した燃料電池大型トラック量産モデルを10月24日に発売すると発表。水素充填時間15~30分で航続距離650kmを確保。当面は福島県、東京都、神奈川県、愛知県、兵庫県、福岡県の「燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域」を中心に販売。
いすゞ自動車
トヨタ自動車
水素を燃料とする次世代燃料電池路線バスの実用化に向けて、共同で開発を進めることを合意したと発表。2026年度から両社が50%ずつ出資するジェイ・バス株式会社宇都宮工場で生産を開始する計画。

※文中敬称略
※文章は2025年9月30日現在、新聞記事や各社のニュースリリースなどを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。