紙の市況（2025.12）詳細　12月20日更新分

【洋紙　国内の紙の市況／状況】

　北越コーポレーションが１２月１０日、特種東海製紙が１２月１２日に特殊紙の価格改定を発表しました。

　大王製紙、王子エフテックスとともに特殊紙大手の値上げ発表が出揃い、価格交渉がさらに進むものと思われます。
　

【板紙・パッケージに関する市況／状況】

　全国ダンボール工業組合連合会は１２月１２日、２０２５年の段ボール需要見通しと２０２６年の段ボール需要予測を発表しました。２０２５年については１～１０月の累計実績（１０月は速報値）に基づき、年計で前年比９９．３％程度になると推計、３年連続で前年実績を下回る見通しとしています。
　２０２６年の段ボール需要については２０２５年見通し比で前年比９９．５％と予測。構成比の高い「加工食品向け」では高齢化、単身世帯、家庭内個食の増加で冷凍食品、チルド食品、インスタント食品が下支えするとして０．５％程度の伸びを予測するものの、「青果物用」や「シート出荷」でそれぞれ１．５％程度のマイナスを見込んでいます。
　

※文中敬称略
※文章は２０２５年１２月１８日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。