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華陽ニュース
お城初心者のへぇーなお城 4
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。
4 「曲輪、郭、廓」
お城のなかにつくられた平坦なスペースを「丸」と呼びますが、こちらは江戸時代になってからの呼び名で、戦国時代にはこのスペースの事を『くるわ』と呼んでいたそうです。曲がりくねった柵で囲まれた平坦な場所、の意味で『曲輪』『郭』『廓』の文字が当てられるとか。平坦な居住スペースを堀や柵で外部から切り離して守る、という都市防備の形は既に弥生時代の集落にも見られ、堀や柵、物見櫓を持つ吉野ヶ里遺跡を日本のお城の発祥とする説もあるそうです。
初心者としてはお城にある平坦なスペースというと殿様の生活や家臣たちを含めた政務の場所を思い浮かべてしまうのですが、軍事拠点としての意味合いが強かった戦国時代のお城では、曲輪は兵士の駐屯地や攻撃を行うための場所だったとか。毛利元就が元の小さなお城を拡張した吉田郡山城では、山頂を中心として放射状に200以上の曲輪が設けられ、堅固な要塞のように本丸を守っていたのだそうです。