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華陽ニュース

お城初心者のへぇーなお城  6

 2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
 戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。

6 「縄張」

 動物が自分あるいは自分の属する集団だけのものとして他者を排除しようとする領域を「縄張り」と言いますが、これはもともと土地に縄を張って境界を示したことからくる言葉で、しめ縄にも通じる意味があったそうです。また、お城の世界では、お城の設計や構想のことを「縄張」と呼び、その設計図を「縄張図」と呼ぶのだそうです。
 とはいっても、ただ単に構造物の設計やレイアウトデザインだけを指すのではないのだそう。お城の本分は軍事施設ですから、まずどこに建てるか、という立地の選定から始まり、守りやすく攻めにくい構造にするにはどこにどれくらい曲輪を配置すれば良いか、地形を生かし、死角をカバーするにはどんな堀や土塁をどこにつくれば良いか、構想を実現するにはどんな工事が必要かといったことを考えるのも全て「縄張」に入るのだそうで、お城が好き、という上級者の方のなかには、縄張が好き、という方もいらっしゃるのだとか。ここをカバーして、ここに誘い込むのにこういう布石を打っておいて、それがこの局面で効いて、という構想は、知的なゲームに通じるものがあるのかもしれません。