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華陽ニュース
お城初心者のへぇーなお城 7
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。
7 「天守」と「櫓」
以前、松本城の天守に登ったとき、「こんな急階段のところで毎日暮らすのって大変だな~」と思った初心者ですが、今回勉強して初めて「天守は生活の場ではない」ということを知りました。天守は城主の威光を知らしめる象徴のようなもので、城の機構として不可欠、というわけではないのだそう。実際、仙台城や久保田城など最初から天守が存在しなかったお城もあるそうで、天守をつくることで幕府を刺激したくない、と考えて天守をつくらなかったお城もあるのだそうです。
ただ、そういうお城にも「これって天守なのでは?」と思われるような立派な建造物があることがあります。それが「櫓」。元々は「矢倉」とか「矢蔵」とかと記されていた建築物がルーツだそうで、矢を射るための建物から用途が拡大して、武器庫、物見台、食料や日用品の保管庫、月見をするための展望台といったように、1つのお城に複数の櫓がある(広島城のように76棟もの櫓があったお城もある)のも珍しくない、という建築物になっています。
ちなみに櫓のなかで一番格式が高く天守の代用ともされたのは三重櫓ですが、廃城令や火災などで失われ、現存するのは12棟のみとか。天守も櫓も残っているお城は弘前城と彦根城のみなので偶然と言って良いと思われますが、現存天守と現存三重櫓の数が一致しているのは初心者には面白い話です。