KAYO NEWS
華陽ニュース
紙の市況(2026.2)詳細 2月28日更新分
【その他の市況/状況】
| 1.家庭紙の店頭価格が横ばい |
2月19日付の日本経済新聞紙上にて、家庭紙の1月の店頭価格が前月比横ばいとなったと報じられています。東京紙商家庭紙同業会のまとめによるもので、主要品種が前月比横ばいとなるのは6か月連続とのこと。大王製紙が4月からの値上げを既に発表しており、流通でも利幅の確保のため値上げを求める声は根強いと記事では伝えられています。
| 2.広葉樹パルプ価格が上昇 |
2月20日付の日本経済新聞紙上にて、南米産L‐BKPの1月積み対日価格が前月比3%上昇したと報じられています。上昇は5か月連続でこの間の上げ幅は14%に達していますが、昨年の急落前の水準は依然下回っているとのこと。対して、北米産N‐BKPの1月積み価格は前月比横ばいで、横ばいは4か月連続となったと記事では伝えられています。
| 3.日本製紙 高い二酸化炭素固定力を持つ新品種の植林を推進 |
日本製紙は2月24日、同社および三井不動産の北海道社有林において新品種「クリーンラーチ」の植林を推進すると発表しました。「クリーンラーチ」はグイマツ精英樹を母、カラマツを父として、地方独立行政法人北海道立総合研究機構によって新しく開発された種間雑種で、
・二酸化炭素を固定する能力が普通のカラマツより7~20%高い
・成長速度が比較的速く、育成過程で発生する下草刈りの回数が減る
・幹の通直性や強度に優れる
等の特長を有し、環境貢献に加え、下草刈りなど造林コストが課題となっている林業への貢献にも期待が高まっているとのこと。
日本製紙は独自の苗木生産技術を活かしてクリーンラーチ苗の効率的な増産体制を確立、今秋より三井不動産グループ保有林の再造林予定地への植林に協力するほか、両グループ協力のもと、北海道でのクリーンラーチの普及、クリーンラーチの北限検証に取り組んでいくとしています。
【印刷、製品、その他関連】
| 1.日本紙パルプ商事 「ほんのもり 駒込本家」に協賛 |
日本紙パルプ商事は2月20日、「ほんのもり 駒込本家」に2026年2月よりサポーター企業として協賛していると発表しました。「ほんのもり 駒込本家」は株式会社文化通信社が2025年11月にオープンした私設図書室で、事前予約すると著名人が「大切な人に贈りたい」と選んだ本を読むことができる読書空間として文化通信社により運営されています(完全予約制、100分入れ替え制、有料)。
日本紙パルプ商事はこの取り組みが同社の「紙や紙製品が持つ価値を、イベントや事業を通じて社会に届ける」という方針に合致するとして協賛を開始し、協賛企業が設置する「サポーター本棚」に、紙の質感や装丁の美しさ、読み継がれる物語の力など、紙の魅力を多面的に感じてもらえる20冊を選書したとして、来館の際にはぜひ手に取って紙と本が持つ奥深い魅力を体感してほしいと呼びかけています。
※文中敬称略
※文章は2026年2月25日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。