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華陽ニュース
お城初心者のへぇーなお城 11
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。
11 「馬出」
お城の出入り口である「虎口(こぐち)」の外、あるいは内側に閉鎖空間を設けて敵を包囲しようとする「桝形虎口」は戦国末期に現れた出入り口の防御機構ですが、同時期に主に近畿以東で発達したとみられる虎口の防御機構で「馬出(うまだし)」と呼ばれているものがあります。虎口の外に半円形、あるいはコの字型の土塁と堀を設け、土塁の内側に味方の兵を潜ませたもので、虎口を守ると同時に敵への出撃拠点としていました。半円形の馬出は「丸馬出」、武田氏の城でよく見られるのに対し、コの字型の馬出は「角馬出」、北条氏のお城でよく見られる形だそうです。
真田幸村が大坂冬の陣に際して大坂城の南に築いた出城「真田丸」も「馬出」のひとつとされています。大坂冬の陣の講和条件で真田丸が完全に破壊されてしまったため、その形態や規模などについてはいまだ研究途中ですが、真田丸があったと推定されている大阪市天王寺区には大河ドラマ「真田丸」が放送された2016年に顕彰碑が設置されています。