KAYO NEWS
華陽ニュース
お城初心者のへぇーなお城 12
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。
12 「石垣」
天守と同じく石垣も、織田信長が導入した、お城の歴史では新しい年代の構築物だと言われています。長らく「安土城の築城の際にお城の構成物としては初めて導入された」と考えられていましたが、岐阜城や小牧山城の発掘調査で信長時代のものではないかと考えられる石垣が発見されており、定説が見直されつつあるそうです。
お城の石垣の役割は土塁の強化、土地や天守、櫓などの基礎の補強、斜面に曲輪をつくる際に壁が崩れてこないように留める役割などですが、敵がよじ登れないように隙間を埋めたり、登ってきた敵を振り落とすように上部に行くほど急勾配になるようにしたり、登ってくる敵に死角をつくらず攻撃しやすいよう屏風のような凸凹の造りにしたりと、防御というよりは攻撃寄りな工夫もされています。石の加工方法は、自然の石を加工せずに積む「野面積み」、割って表面を平らにして積み隙間を小石で埋める「打込接」、高度に加工した石をパズルのように組み合わせて隙間をつくらない「切込接」の3種類、石の積み方は自由に積む「乱積み」と継ぎ目が横一直線になるように水平方向を揃える「布積み」、下の石でつくった谷に上の石を落として常に谷をつくる形で積む「谷積み」に大別されるそうで、その様子を確認するのもお城探訪の楽しみのひとつなのだそうです。

※小牧山城跡に設けられた小牧山歴史館。令和3年度より発掘調査に基づいた石垣の復元整備が小牧市により実施されています。5つのCGスポットでは小牧山城の再現CGを楽しむこともできます。(写真撮影:MK)