1. HOME
  2. KAYO NEWS
  3. お城初心者のへぇーなお城  20

KAYO NEWS

華陽ニュース

お城初心者のへぇーなお城  20

 2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
 戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。

20 「蕎麦」

 遠くに引っ越しても故郷の味が懐かしい、というのはお殿様でも一緒のようで、国替えの時に職人さんも一緒に連れて行った、という話が残っています。福島県会津地方に「高遠そば」が根付いたのは信州高遠藩主から会津藩主になった保科正之がそば職人を会津に連れて行ったから。本家の伊那市高遠町では廃れてしまった独特の食べ方が会津に残り、平成の世になってから高遠町に逆輸入されたという話が伊那市のサイトで紹介されています。
 同じく出雲の地に蕎麦切を伝えたのは信州松本藩主だった松平直政。元々出雲にも蕎麦食の文化自体はあったそうですが、そばがきやおやきとして食べられていたところに、細長く切って食べる蕎麦切を伝えたのは直政が松本から連れて行ったそば職人だったそうです。
 信州上田藩から但馬出石藩にそば職人を連れて赴任したのは仙石政明という江戸時代中期のお殿様。元々あったそば打ち技術に信州から来たそば職人の技術が加わり、その後もアップデートされ続けた「出石皿そば」は、今でも兵庫県豊岡市出石町の名物として楽しまれています。
 ちなみに保科正之は家光の弟、松平直政は家光の従兄弟、仙石正明は母方の祖父が家康の孫。もしや徳川家には蕎麦好きの血が・・・そう言えば、おろしそばが有名な福井の初代藩主も・・・なんていうのはこじつけが過ぎるというものでしょうか。