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華陽ニュース
お城初心者のへぇーなお城 22
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。
22 「釣天井」
現代の天井の構造のひとつに「吊り天井」があります。梁などの上部構造から枠組みを吊り下げ、ボードを張って仕上げる天井で、天井裏の空間に配線や空調設備を通せる利点がある一方、地震などで落下する危険性があるため、条件を満たす吊り天井には建築基準法で脱落防止対策を実施することが義務付けられています。
この釣天井が原因で、天井ではなく自身の地位を落下させてしまった、との逸話が残っているのが戦国時代から江戸時代にかけ徳川家に仕えた宇都宮城主、本多正純でした。2代将軍徳川秀忠が宿泊する予定だった宇都宮城の御殿の天井を釣天井にし、天井を落として秀忠を殺そうとした、という「宇都宮城釣天井事件」という話が残っており、失脚したのもその謀反の企みが原因とされているとか。実際には宇都宮城の御殿に釣天井の仕掛けはなく、正純の失脚は他の罪状によるものだったそうですが、もともと正純の出世は家康の重用によるもので、秀忠とは上手く行っていなかったとの話もあるそうで、権力者の好悪に支えられた出世・失脚という構造が釣天井と結びついたことで現代にまで伝わる逸話となったのかもしれません。