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華陽ニュース

不定期配信 マウスちゃんとメモリ主任のIT1年生57

情報の重要性が増す昨今、弊社では情報セキュリティについて、その意義や情報を共有する取り組みを続けています。
担当チームが社内向けにまとめた資料などを基に、軽い読み物を不定期でお届けできればと思いますので、ご笑覧頂ければ幸いでございます。

 ある朝、珍しくイーさんが始業寸前で会社に飛び込んできました。
「おはようございます、イーさん。こんなに遅いの珍しいですね。」
「おはよう、マウスさん。テレビの調子が悪くて・・・」
「テレビと遅刻に何の関係が?」
「遅刻じゃないし。えっと、そもそも昨日、スマホのアラームをセットし忘れて。そういう時の保険としてテレビの方もオンタイマーをセットしてあるんだけど、それが動作しなくて。」
「で、起きれなかったと。」
「そういうこと。テレビ、ちょっと前から調子が悪くて。買い替え時かなあ・・・」
 

「新しいテレビを買うなら、買い物に付き合いますよ。」
「他人のお金で買い物できる、って顔に書いてあるよ、マウスさん。とはいえ、何を選んで良いか分からないから付き合ってもらえるなら有り難いけど。最近の家電って難しいし・・・」
「確かに。今じゃ、テレビすら情報機器ですし、セキュリティに気を付ける必要もありますもんね。でも、JC‐STARが付いたテレビってあったかな・・・」
「JC‐STAR?」
「経済産業省が始めたIoT機器のセキュリティ格付け制度です。星1つから星4つまでランクがあって、星3つとか星4つは第三者評価機関の評価が必要なくらい要件が厳しいんです。」
「ということは、星1つが最低ランク?」
「最低ランクって言うと語弊がありますね。星1つは製品全般に共通して求められる最低限のセキュリティ要件を満たしてますよっていうランクです。星2つはそれに加えて、個別の製品群で必要とされる基本的なセキュリティ要件も満たしてますよっていうランク。ただ、星1つと星2つはベンダーさんの自己宣言で取得できるので、第三者の評価は必要ないんですけど。」
「え、じゃあ、信用度的には・・・」
「まあ、ベンダーさんの自己評価が信用できるっていう前提に立ったランクですね。ただ、『あれ?星ついてるけどおかしくない?』ってなったときは経産省、というか、実際に制度を運用している情報処理推進機構(IPA)が検査して、結果次第では星が取り消しになるっていう仕組みで信用度を上げることになっているそうですよ。」

「JC‐STAR制度か。全然知らなかったよ。」
「まだ今年の3月に運用が始まったばかりの制度ですからね。私も知ったのは、テレビについての報道を読んでからですし。」
「テレビ?」
「個人の家の情報機器がサイバー攻撃の踏み台になることがあるでしょう?今まではルーターとかモデムの設定の話だったんですけど、どうやらそれだけじゃなくて、テレビのセットトップボックスにウイルスが仕込まれてる例があるらしいっていう話が9月に報道されたんです。で、セキュリティ的により安全な機器を選ぶ基準のひとつとしてJC‐STAR制度っていうのが始まってますよって。制度が始まってすぐに取得されたのはルーターとかが多いんですけど、IPAが公開している取得製品リストによると(2025年10月10日現在)、シャープやパナソニックが冷蔵庫とかエアコン、洗濯機なんかの家電で星1つを取得していますよ。」

「家電でもセキュリティかあ。どんどん世の中が複雑化していくなあ。」
「そもそもどうしてスマホのアラーム、セット解除しちゃったんですか?」
「昨日は月曜日だけど祝日だったでしょ?早起きしなくて良いから解除してて」
「戻すのを忘れた、と。」
「普段はアラームなくても5時には起きられるから、油断してたっていうのもあるんだけど。」
「・・・」
 しょうがないから買い物に付き合ってあげますよ、と言いながら、新製品の家電、という響きにワクワクするマウスちゃんなのでした。