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ニューノーマルにこの一品⑳リンテック様の環境配慮コンセプト

【ニューノーマルにこの一品】

 「ニューノーマル」という言葉は新型コロナウイルス下での生活や仕事の新しい様式を表す言葉として使われていますが、近年、私たちの生活や考え方に影響を与え、変えてきたものには、海洋汚染の深刻化による脱プラの動きや、SDGs、ESG、ダイバーシティ等、さまざまなものがあります。
 その、様々なもので形作られる「ニューノーマル」に、紙で貢献できる製品とは、の観点からの取組みをご紹介いたします。

⑳リンテック様の環境配慮コンセプト『グリーンパルプ・ウェイ』

 製紙産業は木材という自然の恵みを分けて頂くことで成り立つ産業であることから、

・建築端材や間伐材などを積極的に利用するなど、森林資源を無駄なく使う工夫
・古くから古紙回収・再利用のシステムを構築・運用する、徹底的なリサイクル
・2021年末時点で、国内外約51万ヘクタールにも及ぶ植林活動

と、森林資源・紙・エネルギーの有効活用を核とする循環型産業であり続けるために、各製紙会社が環境配慮活動を実施しています。
 リンテック様が『グリーンパルプ・ウェイ』と名付けて実施されている環境配慮活動について、ご紹介させて頂きます。

グリーンパルプ・ウェイ リンテック様の環境配慮コンセプト。
同社が定義づけられている「グリーンパルプ」の活用を軸に、
特殊紙ならびにラベル用紙の製品設計・製造を行い、
「地球環境への負荷を低減し、豊かな緑を未来に残す」ことを目指している。
グリーンパルプ ・合法的かつ適切に管理された森林からの木材を原料とするパルプ(森林認証パルプ、植林パルプを含む)
・再・未利用材から得られるパルプ
・非木材パルプ
などで、無塩素漂白により製造されたパルプを「グリーンパルプ」と定義し、主原料として活用している。
背景 ・中国などの古紙需要の増大
・地球温暖化への早急な対策の必要性
などから製紙原料を見直し。
紙の製造工程において、適切に管理された森林からの木材パルプを使用した場合の方が、古紙パルプを使用した場合より化石燃料由来の二酸化炭素排出量を削減できるとの報告から、同社では、
・主原料は「グリーンパルプ」
・古紙パルプを使用する場合は、要求品質に応じて適切に配合
・パルプ以外の原材料・副資材等も環境に配慮したものを使用
を原料調達方針としている。

 同社が近年力を入れる「日本の和」シリーズのファンシーペーパーも、グリーンパルプ100%配合の商品となっています。是非一度、ご活用をご検討下さい。

※「グリーンパルプ」はリンテック株式会社の登録商標です。

※文章中、敬称略