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華陽ニュース
ニューノーマルにこの一品55 製紙各社とカーボンクレジット④その他の製紙
【ニューノーマルにこの一品】
「ニューノーマル」という言葉は新型コロナウイルス下での生活や仕事の新しい様式を表す言葉として使われていますが、近年、私たちの生活や考え方に影響を与え、変えてきたものには、海洋汚染の深刻化による脱プラの動きや、SDGs、ESG、ダイバーシティ等、さまざまなものがあります。
その、様々なもので形作られる「ニューノーマル」に、紙で貢献できる製品とは、の観点からの取組みをご紹介いたします。
55 製紙各社とカーボンクレジット③その他の製紙
J‐クレジットサイトに登録されたプロジェクトから、その他の製紙関連のカーボンクレジットの認証申請状況を抜粋しました。
服部製紙 | 愛媛県四国中央市に本社を置く、化粧品、ウェットティッシュ、清掃用、台所用等の紙製品等を製造・販売する企業。ボイラー更新時の省エネ・燃料転換(A重油⇒LPG)によって、2017年3月~2019年3月分の695t-CO₂を2019年8月に認証申請。 |
日之出紙器工業 | 鹿児島県日置市に本社を置く、段ボールケース・段ボールシートの製造・販売等を事業とする企業。ボイラー更新時の省エネ・燃料転換(A重油⇒LNG)によって、2016年3~11月分の165t-CO₂を2017年3月に、2016年12月~2020年7月分の971t-CO₂を2021年3月に認証申請。 |
泉製紙 | 愛媛県四国中央市に本社を置く、再生家庭紙製造・販売の企業。ボイラーを高効率ボイラーに更新し燃料転換(A重油⇒LPG)するプロジェクトで、2017年3月~2019年3月分の1,904t-CO₂を2019年8月に、2019年4月~2023年3月分の3,980t-CO₂分を2023年12月に認証申請。 |
愛媛製紙 | カミグループのグループ会社として紙製品の製造・販売を担う企業。C重油焚きボイラーをバイオマスボイラーに更新することで発電に伴うCO₂排出を削減するプロジェクトで、2021年2月~2023年8月分の計116,985t-CO₂を認証申請。 |
業種や企業規模に関わらず、設備更新は脱炭素の機会となることが考えられ、今後の投資計画における重要な検討項目であると言えそうです。
※上記は2025年6月時点のJ‐クレジットなどの資料を基に華陽紙業株式会社にて編集したもので、最新の動向を含まない場合があります。
※文章中、敬称略