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当社経営計画発表会ご来賓のお話 王子製紙様(2015年・後編)

平成27年1月17日 当社経営計画発表会にて

150220_oujisama01 王子製紙株式会社
中部営業支社 支社長
枝吉 知明 様
150220_oujisama02

(前回より続く)

4.森林の有効活用

 先輩方から「製紙産業は、1.5次産業だ。」と言われたことがあります。
 「1.5次産業」という言葉があるかどうかは別にして、製紙産業は、木を育てて、その木を原料に紙を作っているわけですから、「農林業(1次産業)と製造業(2次産業)を足して二で割った産業だ」というような意味だと思います。
 「木を切る」と聞くと、環境に悪いと思われる方がいらっしゃるかもしれません。
 実際には、畑に木を植えて(植林)、育った木を収穫し、そのあとにまた植える、ということを繰り返しています。
 「製紙産業では、「持続的な森林経営」の理念のもと、貴重な森林資源を後世まで守り、活用し育てていくことに注力してきました。」
 王子グループでは、グループ会社が行っている植林を適切に管理(持続可能な森林経営)するとともに、調達に当たっては、「王子グループ環境憲章」の理念に基づいた「木材原料の調達方針」等に従って、安全性や合法性を確認し、環境・社会に配慮した責任ある原材料調達に努めています。

王子グループの植林地=47万ha(国内:19万ha、海外:28万ha)
  ちなみに、香川県の面積が18.8万ha、大阪府の面積が19.0万ha

 また、製紙産業では「建築では有効利用されにくい端材を積極的に利用するなど、決して森林資源を無駄にしない努力を続けています。」
 木材は、優れた循環型資源といえます。

王子グループの使用しているチップは、 輸入と国内調達の割合は、
植林木 約75% 輸入 約70%
製材廃材等 約20% 国内 約30%
低質材 約5%

となっています。

5.紙の有効活用

 紙・板紙の原料の60%は古紙です。
 「古紙を活かすことは、ゴミを減らすなど、資源の有効活用につながります。」
 日本では、「消費者、行政、回収業者と一体となった健全な紙のリサイクルシステム」が機能しています。
 日本の古紙回収率は、80.4%(2013年)で、紙・板紙の古紙利用率は63.9%です。
 「古紙回収率・利用率ともに世界でもトップクラスです。」

紙のリサイクル率比較(2012年) 王子グループの古紙利用率 62.7%(2013年度)
国名 回収率 利用率
世界 57.4% 57.3%
日本 78.0% 64.3%
アメリカ 64.4% 35.4%
中国 44.6% 68.7%
フランス 78.7% 62.2%
6.エネルギーの有効活用

 製紙産業では、「CO2排出による地球温暖化の原因となる重油や石炭など化石エネルギーの使用を削減しています。」
 例えば、「木材からパルプを生成する際に発生する廃液(黒液)、木くず、ペーパースラッジ(微細な繊維物を含む有機性汚泥)などのバイオマスエネルギー(生物体より生成した有機性資源)、廃タイヤ、RPF(Refuse Paper&Plastic Fuel。廃棄物燃料の一種)などの可燃性廃棄物を積極的に利用」しています。
 また、「製紙過程において発せられるエネルギーや廃棄物の循環に関しても、一翼を担っています。」

王子グループの化石燃料利用比率
1990年度 64% ⇒ 2013年度 40%
7.王子グループの環境に関する取り組み

 王子グループでは経営理念の一つである「環境・社会との共生」を実践するため、基本方針である「王子グループ環境憲章」のもと、グループ全体で環境経営を推進しています。
 更なる環境への貢献を図るため、2014年度に新たに行動目標を定めました。

・環境負荷ゼロに向け、限りなく挑戦
  1.ゼロ・エミッション ⇒ 廃棄物の再資源化、排水の浄化と再利用、温室効果ガスの削減 等
  2.森・紙のリサイクル
・責任ある原料調達
・持続可能な森林経営

 皆さんが安心して販売できる製品作り、をこれからも続けてまいります。

(枝吉様のお話・原稿より、華陽紙業にて抜粋)

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