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紙の市況 (2015.2)詳細  2月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.各社4~12月期業績発表

 2月になり、製紙各社の2014年4~12月期の業績発表が始まっています。王子・日本・三菱の各社のサイトの掲載によると、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
王子ホールディングス 984,242
(+0.3%)
32,020
(▲29.8%)
34,552
(▲33.2%)
18,330
(▲27.1%)
日本製紙 787,607
(▲1.8%)
19,261
(+7.5%)
19,886
(+6.1%)
27,496
(+83.4%)
三菱製紙 159,046
(+3.9%)
▲113
(-)
▲232
(-)
▲2,107
(-)

(上段は累計実績、単位:百万円、下段は対前年同四半期増減率)
と、王子ホールディングスは増収減益、日本製紙は減収増益の結果を発表しています。
 各社それぞれの分析では、

メーカー 内容
王子ホールディングス プラス ・段ボール原紙の輸出販売が増加
・トイレットペーパーが若干増加
・東南アジア地域の段ボール原紙・段ボールの販売堅調
・特殊紙の輸出販売が増加、感熱紙は国内堅調、アジア・南米で増加
・パルプ事業の国内売上高が増加
マイナス ・印刷・情報用紙の販売低迷
・段ボール原紙・段ボールの国内向け販売は消費増税後の反動減や天候不順などで減少
・海外のパルプ販売は、販売量は前年並みも価格の下落で売上高は減少
・木材販売は需要の低迷により減少
・新聞用紙は発行部数の減少により前年比減少
日本製紙 プラス ・洋紙の輸出販売数量が増加
・トイレットペーパーが増加
・溶解パルプや化成品、液晶用途向け機能材料などが販売増
マイナス ・チラシ向け需要低迷による印刷用紙の販売減少
・液体用紙容器の販売が、天候不順や牛乳消費の低迷などにより減少
・木材・建材事業で、新設住宅着工数の低迷長期化により減収
三菱製紙 プラス ・印刷用紙の販売金額が価格修正効果等により増加
・PPC用紙が堅調に推移
・産業用インクジェット用紙の輸出に注力
・欧州子会社の主力商品であるノーカーボン紙、感熱紙の販売数量が回復、販売金額も増加
・海外市場でのインクジェット用紙販売が好調に推移
・水処理膜用支持体など不織布主要製品の販売増
・自動車用キャビンフィルターや家電向けが拡販
マイナス ・円安による原燃料コストの上昇
・洋紙の減産体制の強化
・消費増税の反動減の長期化による、印刷用紙の販売数量減少
・国内市場におけるインクジェット用紙や印刷製版材料の需要低迷

などが上げられており、国内の不振を海外事業や輸出で補っている状況が見受けられますが、積極的な輸出姿勢がアジアにおける印刷用紙の輸出価格下落を招いているとの報道もあり、先行きは不透明な状況となっています。
 円安による原燃料コストの上昇が一段と収益に影響を与えるとの判断からか、2015年3月期通期の予想は王子ホールディングスが経常利益前期比▲28.9%、日本製紙は同じく▲11.3%となると発表しています。

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2.包装用紙の値上げが大口需要家で浸透

 印刷・情報用紙より一段早く、昨年秋に値上げが表明されていた包装用紙の価格修正が、今年に入り大口製袋会社に受け入れられたと報じられています。製紙側の値上げ姿勢が強く受け入れざるを得なかった背景として、

・主原料の輸入チップの価格が上昇
・値上げ表明当初より円安が急激に進行、満額の値上げを実施しないと赤字になるとの懸念が強まる

などがあるとのこと。セメント袋やコメ袋などの需要は伸び悩んでいるとのことですが、原紙の値上げ幅が大きく、製袋会社でも製品価格への転嫁に動き始めたと報じられています。

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3.中パ 壁紙用原紙を値上げ

 中越パルプ工業は1月28日、壁紙用原紙の値上げを発表しました。

対象品種 壁紙用原紙
実施時期 2015年3月1日出荷分より
値上げ幅 現行価格+10%以上

 原材料価格や諸資材価格の高騰が値上げの主因であると、同社は説明しています。

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4.長野県の卸商が合併

 日本紙パルプ商事は2月2日、同社の子会社である株式会社ちきりやと、株式会社丸二の合併に関する基本合意書を三社で締結したと発表しました。

丸二 本社:長野県上田市
ちきりや 本社:長野県松本市
目的 国内の紙・板紙市場の縮小という環境下、両社の強みを結合して、
同地域での競争優位性を確保するため

 今後は2016年4月1日の合併を目指し、詳細を協議・検討していくものとしています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.王子HD ミャンマーに新工場建設

 王子ホールディングスは2月6日、ミャンマーに現地法人を設立し、総合パッケージング事業を行う新工場の建設を決定したと発表しました。

名称 Oji Myanmar Packaging Co.Ltd.
事業内容 段ボール箱製造販売と紙パルプ、フィルム、その他包装資材の輸入加工販売
設立年月(予定) 2015年2月
新工場所在地 ミャンマー連邦共和国ティラワ工業団地内
新工場営業開始 2016年4月(予定)

 ミャンマーでは、急速な経済発展に伴い、高級品や輸出向けの包装需要に対応できる現地企業が不足しており、王子ホールディングスでは、今年5月にヤンゴン市内のミンガラドン工業団地内で稼働が予定されている段ボール工場に加え、ティラワ工業団地でも新工場を建設することが同国の経済発展や生活向上に貢献することになるとしています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 4~12月の業績発表

 レンゴーは2月4日、2015年3月期第3四半期の連結業績を発表しました。

売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
397,787
(+0.8%)
6,497
(▲56.6%)
7,569
(▲53.4%)
4,145
(▲60.4%)

 同社では、業績に影響を与えた要因として、

プラス要因 ・連結子会社の増加
・軟包装関連事業で、製品価格の改定が寄与
・段ボール業界の需要は堅調
マイナス要因 ・原燃料コストの上昇
・段ボール製品価格の低下
・消費税率引き上げや夏場の天候不順の影響

などを上げており、板紙業界にも円安による原燃料コストの上昇が影響を与えている状況が窺われます。

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【その他の市況】

1.チップ価格が上昇

 北米産針葉樹チップの価格が上昇したと報じられています。2015年1~6月積み分の北米産米松チップの価格が、直前の2014年7~12月積み分に比べ、5%上昇したとのこと。要因として、米国の住宅着工が好調で、丸太の供給が減少、木材チップの需給が引き締まったことが上げられています。
 針葉樹チップは包装用紙の原料として使用される割合が多いことから、包装用紙の値上げ交渉決着の要因の一つともなっている模様です。

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2.2月積み古紙価格は下落

 2月積みの古紙の輸出価格は上昇した1月に比して下落していると報じられています。段ボール古紙が前月比10%安、新聞古紙が3%安、雑誌古紙は2%安となっているとのこと。中国の大手製紙が減産に入っており、依然購買意欲は低調であると伝えられています。

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【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 モニターを組み込んだ印刷物で販促支援

 大日本印刷は2月2日、コンピュータ周辺機器などを製造販売する株式会社グリーンハウスとともに、印刷物に小型モニターを組み込んだ販促ツール「DNP小型モニター付きパンフレット」を開発、同日発売を開始したと発表しました。

概要 印刷物に小型モニターを内蔵。受け取った人が開くと同時に動画にアクセスでき、商品の使い方や詳細情報などを視聴できる。
乾電池で動くため、取り扱いが容易。ダイレクトメール、パンフレット、ノベルティグッズなどでの利用が可能。
背景 ダイレクトメール+動画で販促効果を高めたいと考える場合、従来は閲覧者をウェブサイトに誘導する方法が一般的で、動画のアクセス率の低さが課題だった。
この販促ツールでは、閲覧者がサイトにアクセスする手間を省け、また、封筒に動画が視聴できる旨を記載することにより、開封率を上げる効果も期待できる。

 同社はこの販促ツールを、自動車販売店のカタログ、食品メーカーや化粧品メーカーの店頭説明用の商品案内、出版社の動画付き絵本、グリーティングカードなどとして販売していく考えであるとしています。

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※文中敬称略
※文章は2015年2月10日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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