岐阜の印刷用紙・情報用紙・再生紙・上質紙のことならお任せ下さい。

市況情報

  • ちょっといい話
  • 市況情報
  • 商品情報
  • 印刷情報

紙の市況 (2015.4)詳細  4月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.4~6月産業景気予測発表

 3か月ごとに日本経済新聞社がまとめる主要30業種対象の産業景気の4~6月の予測が、4月12日に発表されました。『広告』は一段階上がり、「曇り」から「薄日」の判定となりましたが、『紙・パルプ』は依然「小雨」で、30業種中29位の評価と、厳しい状況が続いています。

広告 150416_kumoriusubi 大企業を中心とした企業業績の改善、賃金上昇傾向、等の要因によりボーナス商戦向けの出稿が増える可能性。
スマホ向けインターネット広告が高い成長。
紙・パルプ 150416_kosamekosame 印刷用紙需要回復せず、原燃料価格上昇が収益を圧迫。
値上げ浸透も国内市場は先細りで、各社海外市場開拓に積極的。

 その他の業種では、原油価格下落が落ち着いた『石油』が改善、国内需要が低迷する『自動車』『鉄鋼・非鉄』が悪化していますが、30業種中16業種が「曇り」、次いで10業種が「薄日」と、ほとんどの業種がこの2つの判定のいずれかとなっています。

判定 業種名
晴れ 通信 光回線と携帯電話のセット販売が好調。
人材派遣 業種に関わらず、企業の人材ニーズ旺盛。
薄日 10 建設・セメント 民間企業の発注が堅調に推移、公共工事の減少を補う。
繊維・アパレル 航空機向け、自動車向け、紙おむつ向けなど、衣料以外の分野がが好調。国内アパレルは未だ消費意欲回復せず。
産業・工作機械 老朽化設備の更新や一部国内生産回帰などにより、国内需要が堅調。
情報 マイナンバー対応案件が増加。パソコン販売は落ち込み。
食品・飲料 品目により値上げの浸透具合に差があり、収益に反映されそう。
電子部品・
半導体
スマホ部品が好調。円安も寄与。設備投資も盛んだが、不安定要素も。
ネット
サービス
電子商取引は依然高成長。スマホの浸透で、個人間の取引も活発化。
旅行・ホテル 北陸新幹線開業で国内ツアーが好調。海外はアジアは好調も欧州方面は苦戦。訪日外国人増加によりホテルの稼働率も高水準。
アミューズメント PS4、本格普及の兆し。他社の家庭向けは苦戦。
広告 (上記)
曇り 16 鉄鋼・非鉄 自動車用・油田用など、回復遅れの業種向けの需要が低迷。
石油 原油価格に落ち着き。利幅回復傾向。
化学 先安観により樹脂製品で買い控え。主要樹脂の需要回復も鈍い。
マンション・住宅 マンションは郊外と都心部で売れ行きに差。戸建て住宅は持ち直し。
自動車 消費増税後の低迷続く。在庫高水準。輸出向け生産強化の動き。
プラント・造船 プラント建設は活発もブラジルに不安要素。新造船の発注は減少。
家電 ドル高により海外事業収益悪化。国内市場は増税の影響が和らぐ。
精密機械 カメラ需要は下落も単価は上昇傾向。複合機需要は北米・欧州で回復。
医薬 後発医薬品の普及続く。新タイプのがん治療薬に商機。
貨物輸送 ネット通販が宅配便需要を下支え。採算は改善。海上コンテナ回復。
リース 取扱高落ち込み続くが、設備投資伸びる兆し。
百貨店 全国的に購買意欲回復。訪日客、富裕層、高額商品が好調。
スーパー 内食志向で生鮮食品、惣菜、精肉など好調。地方にも回復の兆し。
コンビニ セブンイレブンのみ好調。購買意欲刺激のセールなどを各社実施。
ドラッグストア 訪日客向け化粧品が好調。日用品では価格競争続く。
外食 値上げで単価は上がるが客足は伸び悩み。改善は緩やか。
小雨 紙・パルプ (上記)
電力 原発代替の火力発電用燃料費が負担で厳しい経営環境。

 内需の低迷が続く業種では、賃上げ効果が広く波及し個人消費が本格的に回復するかどうかが業績を左右しそうです。

space
space

2.紙在庫2月末 1月末と状況変わらず

 産業資材・燃料の2月末在庫状況が報じられています。紙に関する部分を1月末と比較すると、

流通 品種 1月末 2月末
前月比 前年同月比 判定 前月比 前年同月比 判定
メーカー在庫 印刷用紙 ▲1% ▲1% 適正 ▲7% ▲3% 適正
段ボール原紙 +7% +16% やや過剰 +2% +19% やや過剰
流通在庫 印刷用紙 +5% ▲14% 適正 ▲3% ▲17% 適正
段ボール原紙 0% +3% 適正 +2% +4% 適正

と、印刷用紙では更に減産が進み、流通段階では前年同月比で2割近く在庫が減っているにもかかわらず判定は『適正』、段ボール原紙では在庫調整が進まず、メーカー在庫は『やや過剰』の判定が続いていることが窺われます。
 消費増税後にチラシやカタログなどの印刷需要が落ち込み、なお回復していない状況が伝えられていますが、大手企業の賃上げが伝えられる4月以降、消費意欲の回復が紙需要に波及するかどうかが在庫適正化のカギとなりそうです。

space
space

3.国内産のストーンペーパー 本格生産へ

 4月13日、日本経済新聞にて、国内産のストーンペーパー『LIMEX(ライメックス)』の本格生産始動が報じられました。同商品を開発した株式会社TBMは従来、台湾製のストーンペーパー、『Keeplus(キープラス)』の輸入代理店として、販売・商品企画などを行っていましたが、ストーンペーパーのコンセプトに惹かれた同社の社長・会長・スタッフの方々が自社開発に取り組み、ついに国内産の新ストーンペーパー『LIMEX』を完成させたとのこと。同商品は

名称 LIMEX(ライメックス)
LIME(石灰)+X(未知数、或いは化けるという意味合い)から命名。
主原料 石灰石、ポリエチレン
特徴 ①配合次第で硬さなどが変えられ、紙やフィルム、プラスチックの代替品として使用可能
②耐水性、難燃性が高い
③従来の『キープラス』に比べ、厚みが均一で比重が軽く、印刷適性に優れている
④経年劣化に強く、リサイクル可能
⑤生産に水を使用しないため、水不足の国でも生産が可能
用途 選挙用ポスター、インクジェット用紙、包装紙、食品トレーなど

と、従来品の弱点を改良した、より使用しやすい製品となっていると伝えられています。
 宮城県白石市に整備した工場にて、6月より本格生産が開始。生産能力は年間6千トンとのことですが、宮城県沿岸部に年間3万トン規模の大型工場を作る計画もあると同紙では報じられています。

space
space

4.エリエール美術館が閉館

 大王製紙が愛媛県松山市にて運営するエリエールスクエア松山(エリエール美術館)が平成27年4月29日をもって閉館すると、同社のサイトにて発表されています。美術館は同社が地域貢献への一環として平成10年に開館、建物は安藤忠雄氏の設計で、同社が所有するピカソやシャガールなどが展示されているとのこと。同施設は貴重な建築物であるため、新たな活用方法を今後検討していくと同社は説明しています。 

space
space

【板紙の国内の市況/状況】

1.段ボール生産が4か月連続マイナス

 2月の段ボール生産が前年同月比2.6%減となり、4か月連続で昨年実績を下回ったと報じられています。昨年の消費増税の駆け込み需要反動減が続いているとのこと。洋紙欄でお伝えしている通り、生産減が在庫縮小にはつながらず、メーカー在庫に関しては『やや過剰』判定が続いており、需給バランスの適正化には未だ至っていないようです。
space
space

【その他の市況】

1.家庭紙価格下落

 家庭紙の価格が下落していると報じられています。3月の東京地区店頭価格で前月比3~4%程度下がっているとのこと。

・昨年は消費増税前の駆け込み需要があり、当初から前年同月比減が予想されたため、販売が強化された
・最近増えている少量パックの商品は特売対象になりやすい

などの状況があるとのこと。
 円安により輸入に頼る原材料価格が上昇していることから、大手各社や再生品製造会社は昨年末より値上げを打ち出していますが、販売の落ち込みなどにより値上げは浸透していないとも報じられています。

space
space

【印刷・製品関連】

1.日本HP 新技術のレーザープリンターを発売

 日本ヒューレット・パッカード社は4月16日、革新的な印刷技術「JetIntelligence(ジェットインテリジェンス)」を搭載したA4カラーレーザープリンター2機種を同日新発売すると発表しました。より低い融点で溶解する新トナーを採用、従来品との比較で消費電力を約51%削減、印刷速度も向上したとのこと。同社ではA4モノクロレーザープリンターを2機種、A3レーザープリンター/複合機も3機種、同日の新発売を発表しており、レーザープリンターの品揃えを拡充したとしています。

space
space

2.桜井グラフィック 新スクリーン印刷機を開発

 桜井グラフィックシステムズが0.038㎜の薄いフィルム印刷にも対応するシリンダー型のスクリーン印刷機を開発し、4月15日岐阜工場にて公開したと報じられています。

・極薄で熱に弱い素材にも安定した印刷
・カメラによる位置補正機能

などの特徴を備え、電子部品メーカーなどに売り込む予定であるとのこと。
 技術的には0.025㎜の厚さの素材にも対応できるとのことで、韓国大手メーカーへの納入が決定しているとも報じらています。

space
space

このページのトップへ

space
space
space

※文中敬称略
※文章は2015年4月17日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

関連する記事

CONTACT より詳しい情報をお求めの方は、お問い合わせ、もしくは、担当営業までまで、ご遠慮なくお申し付け下さい。

お問い合わせ

PAGE TOP