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紙の市況 (2015.3)詳細  3月31日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日本製紙 減益の見通しとの報道

 日本製紙の2015年3月期の決算が減益の見通しであると報じられています。第3四半期決算発表時の予想と比較すると、

売上高 営業利益
2月4日発表時の予想 1,070,000百万円
対前期比▲1.0%
30,000百万円
対前期比+5.1%
今回報道された見通し 1,060,000百万円
対前期比▲2.0%
24,000百万円
対前期比▲16%

とのことで、1~3月期の営業利益は前年同期比56%減となりそうだとのこと。
 要因として紙上では、

減収要因 ・消費増税後のチラシ・カタログ向けの落ち込み
・電子化の影響で出版向けも需要減
・夏からの減産の継続
減益要因 ・円安による原燃料コストの上昇
・燃料費における原油比率の低下

などが上げられており、需要が堅調な段ボール原紙でも原燃料コストの上昇が負担となっていると伝えられています。
 現在交渉中の値上げが浸透すれば2016年3月期には増益の大きな要因となるとのことで、値上げに向けた同社の対応が一層強硬なものとなることも考えられます。
 また、今回の見通しは飽くまでも新聞報道であり、同社の正式な決算発表は例年通りだと5月中旬頃になるものと思われます。

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2.王子HD AFPI社の株式を売却

 王子ホールディングスは3月27日、同社が保有するカナダのパルプ製造販売会社、Alpac Forest Products Inc.(AFPI社)の全株式を北越紀州製紙に譲渡することを決定したと発表しました。

株式譲渡実行日 2015年6月中旬予定
同社のパルプ事業 ブラジル、中国、ニュージーランドの3拠点に集約
その他 2015年3月期の決算にて約120億円の特別損失を計上予定

 2月20日の北越紀州製紙によるAFPI社株式取得発表の際には、王子HDは自社の保有する株式の扱いについて未定としていましたが、今回の決定により北越紀州製紙がAFPI社の全株式を取得し完全子会社化することとなります。また、この株式異動による2015年3月期決算への影響については、王子HD・北越紀州製紙ともに、現在精査中としています。

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3.パンダの食べ残しから再生紙

 さいたま市の再生パルプメーカー、優良パルプが、上野動物園のパンダが食べ残した笹を使用して再生紙を製造したと報じられています。上野動物園の依頼により実現したとのことで、

原料 パンダが食べ残した笹・茎
再生紙の原料比率 笹3割、古紙7割
製造量 2トン
用途 非売品として、上野動物園の職員の名刺に使用(4月から)。葉書や封筒にも。

 同社が「紙造くん」と名付けている無薬品・非加熱のパルプ製造設備では原料150kgからの小ロットで環境負荷の少ない紙を製造できるとのことで、中小企業のCSR(社会的責任)にも同社のCSR(協働でつくる小さなリサイクル)を、と同社はサイトで呼びかけています。

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4.展示会案内

 4月の展示会案内が公開されています。

名称 日付 場所 内容
「Cards & Payments Asia 2015」 4月22日~23日 シンガポール カード業界向け展示会。
三菱製紙が『サーモリライト』(券面情報の書き換えが可能なリライトカード用部材)を出展。
「エアラス・性能と品質」 4月16日~18日 虎ノ門ヒルズフォーラム
ホールB
特種東海製紙主催。新製品「エアラス」の組成解析や写真プリントなどを展示。

 新年度を迎え、展示会等により新しい製品や技術が広く浸透していくことが期待されます。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.印刷用紙輸出価格 横ばい

 印刷用紙のアジア向け輸出価格が横ばいを続けていると報じられています。

中国の需要は旧正月明けも低迷 150318_yazirushi02 日本の製紙メーカーの供給能力に限りがあり、値下げ販売の動きも見られない

との状況から、指標となる香港向けのコート紙の価格でも3か月連続で同値を続けているとのこと。
 中国や韓国の現地メーカーでも、値上げの動きはあるものの需要が伴わない、という状況が続いているようです。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.富士ダンボール工業が玩具開発

 香川県の段ボール製造・販売業、富士ダンボール工業が段ボール素材をプラモデルのように組み立ててお城や塔などが作れる玩具を開発したと報じられています。同社は2010年、hacomo(ハコモ)株式会社を設立し、段ボール製の動物や恐竜、乗り物などを販売していますが、それに新しいラインナップが加わるとのこと。

商品名 hacomo PUSU PUSU(ハコモ プスプス)
概要 穴が開いた段ボール製の台座に段ボールの部品をプスプス差していき、建物などを完成させる。
種類 東京タワー、熊本城、金閣寺、浅草雷門、動物園、恐竜
発売日 4月上旬予定

 ダンボール遊園地と称するイベントを開催したり、ダンボール製の家具や滑り台を販売するなど、同社はこれまでもユニークな試みを続けており、この『PUSU PUSU』に関しても商品数や内容を吟味して海外販売する方針であると報じられています。

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【その他の市況】

1.大王製紙が介護コミュニティサイトを開設

 大王製紙は3月25日、介護コミュニティサイト『けあのわ supported by アテント』を同日10時に開設したと発表しました。

在宅介護者
「日々の介護生活について同じような立場の人と話したい」
「悩みを相談したい」といった想いを共有し、交流できる場となる
150318_yazirushi 大王製紙
サイトに寄せられる意見を活かし、新商品開発や改善につなげられる

 このようなサイトの開設は介護用品メーカーとしては業界初の試みであるとのことで、高齢化に伴いますます増加することが予想される在宅介護に役立つサイトとなるか、注目が集まりそうです。 

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【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 600dpiのカードプリンターを発売

 大日本印刷は3月24日、高精細プリントが可能なカードプリンターを4月に新発売すると発表しました。

商品名 DNPカードプリンター CX‐D80H
性能 ①印刷解像度が600dpiで、従来品より高精細なプリントが可能。
従来は、解像度の低さから視認性が落ちる小さい文字の文面はカードにあらかじめ印刷しておき、個人情報等を後からカードプリンターでプリントするなどしており、手間がかかっていた。
新製品では小さい文字も全てカードプリンターひとつで印刷できるため、手間の減少、製造コストの低下、印刷済みカード在庫の削減、などが期待できる。
②印刷スピードは片面31秒/画面 他
用途 社員証、身分・資格証明カード、ICカード 等

 同社では企業や学校、資格団体などでの採用を見込んでおり、2015年度で10億円の売上を目指すものとしています。

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2.凸版印刷 印刷物などの多言語サービス対応開始

 凸版印刷は3月20日、商品パッケージや印刷物などの付加価値を上げる多言語サービスを、4月1日に開始すると発表しました。

提携 多言語ソリューション「QR Translator」を開発した株式会社PIJIN(東京都)と提携。「QR Translator」を使用した商品パッケージや印刷物の日本国内での代理店契約を締結。
概要 ①商品パッケージに商品概要や使い方などを日本語で印刷。
②「QR Translator」で翻訳可能なQRコードを発行、パッケージなどに添付。
③使用者が自分のスマホでQRコードを読み取る。
④「QR Translator」が使用者の端末の言語設定を読み込んで翻訳を表示。
使用者が事前にアプリをインストールしたり特別な設定をする必要がない。

 訪日外国人観光客などのインバウンド消費が増大するなか、商品パッケージの工夫でより訪日外国人に対する訴求効果が高い商品を提供できるとして、同社はこのサービスを、流通やメーカーなど、2015年に2,000社に採用してもらうことを目指すとしています。

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※文中敬称略
※文章は2015年3月30日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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