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紙の市況 (2015.2)詳細  2月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.北越紀州・大王、4~12月期業績発表

 王子・日本・三菱に続き、北越紀州・大王といった各社も2014年4~12月期の業績発表を行いました。それぞれのサイトの掲載によると、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
北越紀州製紙 168,141
(+3.3%)
3,242
(+299.0%)
6,505
(+62.5%)
4,776
(+74.2%)
大王製紙 332,097
(+4.8%)
15,351
(+44.0%)
12,406
(+74.0%)
7,391
(+460.9%)

(上段は累計実績、単位:百万円、下段は対前年同四半期増減率)
と、ともに大幅な増益となったことが伝えられています。
 この結果について、決算短信や新聞記事では、

メーカー 内容
北越紀州製紙 プラス ・洋紙値上げで販売単価が上昇、売上・収益に貢献
・各種コストダウン効果
マイナス ・カタログ・チラシ向け用途の洋紙需要の落ち込み
大王製紙 プラス ・洋紙で値上げ効果等により販売金額が増加
・板紙・段ボールでは、青果物等の秋物需要の増加、いわき大王製紙での新マシン稼働等により販売数量は前年並みに
・板紙での原紙値上げが奏功
・衛生用紙で新製品の投入、収益性の高い商品の拡販努力などにより売上増
・大人用紙おむつでは、家庭用・介護施設用ともに新商品や人気商品の売り上げが好調
・ベビー用紙おむつでは、海外向けの販売が好調、国内向けの新商品の差別化にも成功
マイナス ・チラシ向け需要低迷による印刷用紙の販売数量減少
・夏場の天候不順などによる、飲料用紙の夏場需要の落ち込み

などが上げられています。
 両社とも通期業績予想は前回通りで据え置いており、北越紀州製紙では、経常利益・当期純利益ともに前期比マイナスの見通しとなっていますが、他社に先駆けて価格修正を発表した経緯もあり、通期の業績発表にも注目が集まりそうです。

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2.日本製紙 徳島県のメガソーラーが稼働

 日本製紙は2月13日、三菱商事とともに進めてきたメガソーラープロジェクト(太陽光発電事業)の発電設備が完成し、2月1日より営業運転を開始、2月13日に竣工式を執り行ったと発表しました。
 プロジェクトは2013年3月7日に設立された「日本製紙メガソーラー小松島合同会社」(日本製紙と三菱商事が50%ずつ出資)が運営を行うもので、

所在地 徳島県小松島市 日本製紙社有地
敷地面積 約25万㎡
発電規模 約2.1万キロワット
売電先 四国電力
その他 「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」を活用

とのこと。
 同社の太陽光発電は大竹工場に続く2例目で、「総合バイオマス企業」としての成長を目指し、エネルギー事業の拡大に力を入れるものとしています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.中国・維達国際がティッシュ増産体制

 中国の家庭紙大手、維達国際(Vinda社)が、同社全体のティッシュ生産能力を年産98万トンにまで引き上げる計画であると報じられています。2015年中に年産3万トンクラスのティッシュラインを3機導入、1機は四川省、残り2機は山東省に設置される計画であるとのこと。
 同社は昨年7月に親会社であるスウェーデン家庭紙大手SCA社の中国事業を買収・統合、製品ラインナップの拡充の動きが伝えられていましたが、今年も引き続き拡大路線を取ると推測される動きを見せているようです。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 名古屋工場跡地は5社に売却

 レンゴーは2月12日、閉鎖した旧名古屋工場の跡地の売却先が5社になったことを発表しました。昨年9月の発表時には住友不動産が買主となっていましたが、住友不動産から申し入れがあり、売却先が、住友不動産・住友商事・近鉄不動産・東急不動産・長谷工コーポレーションの5社となったとのこと。レンゴーには別段リスクがなく、物件引渡しは2月23日(予定)、2015年3月期連結決算に約91億円の固定資産売却益を計上する予定との9月の発表にも変更はないと同社は表明しています。
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【板紙の国内の市況/状況】

1.中国で板紙ライン新設の動き

 中国で、板紙ライン新設の動きが2つ、伝えられています。

メーカー 場所 内容
青山紙業 福建省 同省青州市に年産能力50万トンの食品紙器用ラインを新設。
合わせて、供給過剰を理由に休転していた年産20万トンの再生段ボールラインを食品紙器用途に改造予定。
山東太陽紙業 山東省 第三者割当で調達した約10億人民元を、同省鄒城市に建設中の年産50万トンの再生ライナーラインの原資に充当。

 中国国内の経済成長の鈍化から、パルプや古紙の調達意欲が薄れているとの報道もありますが、各社の生産ラインの新設が原料調達や市況に影響を与えるか、注目が集まりそうです。

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【その他の市況】

1.パルプ2月価格に春節が影響

 パルプの国際価格が下落したと報じられています。2月積みの輸入価格は、北米産N-BKPが3%安で決着したとのこと。春節前の中国の買い控えムードに加え、ロシア産パルプがルーブル安で相対的に安くなり、北米産の下げ圧力となったとのこと。
 一方、春節で訪日客が増加するとの期待から、鉄道や百貨店、ドラッグストアなど恩恵を受けると思われる業種の株価は上昇しているとの報道もあり、素材と小売で明暗が分かれたともいえる形となっています。

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2.1月家庭紙店頭価格も横ばい

 家庭紙の店頭価格が横ばいを続けていると報じられています。昨年の消費増税関連で4月に3~5%上昇した後、9か月連続で横ばいとなっているとのこと。家庭紙各社の値上げ発表で特売が減ったこと、一部で値上げ前の駆け込み需要が見られることなどが影響しているものと見る向きもあるようです。

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【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 ”音”でも情報配信

 大日本印刷は2月17日、電子透かしの技術を応用して、音やビーコンの受信でも情報を配信できるアプリを同日AppStoreにて配信開始したと発表しました。同社が提供するアプリ「QUEMA」は、

従来の機能 スマホのカメラで印刷物を撮影すると、電子透かしを感知してスマホに情報を配信
新機能 ①テレビやラジオ、電子看板、店内放送などの音源に電子透かしを埋め込み、スマホがその音を感知すると自動的に情報を配信。複数の対象に同時配信が可能。
②店舗などに設置されたビーコンに近づくだけで、スマホのBluetooth機能が電波を自動受信、埋め込まれた電子透かしを感知して自動的に情報配信。

と、より多くの対象により簡便にコンテンツを配信することができるものとなっているとのことです。
 当面はApp Storeでの配信となりますが、Android版アプリも今年5月に配信予定であると、同社は発表しています。

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2.凸版印刷と和田電業社 カラス被害防止シールを開発

 凸版印刷は1月28日、和田電業社と共同で、カラスの被害防止に効果のあるシール『たまむし~る®』を開発、法人へのサンプル提供を開始すると発表しました。

性能 カラスが嫌がるタマムシの模様を、ホログラムと印刷の組み合わせで再現。
耐候性に適した設計で、鉄塔に直接貼ったり、板状の材料に貼ってつるすなどの使用が可能。
用途 送電鉄塔や電柱への営巣、集団飛来、ゴミ置き場での被害などの防止に。

 両社は『たまむし~る®』の本格販売を今春開始、電気・電設業界や自治体、鉄道業界、商業施設などへ拡販するほか、ラインアップの拡充を進め、他の鳥害防止にも役立つシリーズ商品を提供していくものとしています。

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※文中敬称略
※文章は2015年2月20日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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