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紙の市況(2020.3)詳細 3月10日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.日経42種 「紙・板紙」前年同月比下落6か月連続

 2月29日付の日本経済新聞紙上にて、日経商品指数42種の2月末値が発表されました。資材や燃料の企業間取引価格を1970年を100として指数化したもので、42種全体の指数の前年同月比下落は15か月連続となっています。
 紙・板紙の指数は

 古紙価格がさらに低迷、消費増税後、日用品の荷動きが鈍く、中国向け部品輸出の減少などから輸送用段ボールの需要が低下していることが影響と記事では伝えられています。


2.三菱製紙 『バリコート™』『バリシェルパ™』の国内生産開始発表

 三菱製紙は2月28日、環境に優しいバリア性包装資材『バリコート™』『バリシェルパ™』の国内生産・販売を開始すると発表しました。

barricote™
(バリコート™)
環境に優しい、紙素材の包装用コート紙。
・プラスチック使用量の削減に貢献。
・紙として生分解性やリサイクル性を有する。FSC🄬森林認証紙。
・撥水・撥油性、酸素・水蒸気バリア性を有するグレードは食品一次包装に使用可能。
・ヒートシール性を有するグレード、グラビア印刷に適したグレードなど、多彩なラインナップ。
などの特長を有している。2019年春より欧州食品メーカーで採用。
barrisherpa™
(バリシェルパ™)
バリコート™のハイバリアグレードとプラスチックフィルムの積層品。
生産 ドイツ子会社で生産していたが、アジア市場向けに国内生産を開始。2020年5月より販売開始。

 同社は今後も製品ポートフォリオの拡充や安定した生産体制の確立を図り、グローバルに事業展開を進めていくとしています。


3.各種イベント等、延期や中止

 新型コロナウイルスの感染拡大防止を企図して、製紙業界でも各種イベントの延期や中止が発表されています。

・3月31日に予定されていた「王子ロビーコンサート@銀座」が延期
・特種東海製紙のPamが3月31日まで臨時休館
・平和紙業ペーパーボイス大阪で開かれる展示会のトークイベントが中止
・竹尾「Mermaid Wave」のオープニングパーティー・トークイベントが中止 等

 展示会やイベントなどにお出かけの際は、開催状況を直前にご確認頂きますよう、お願い申し上げます。


【洋紙 国外の紙の市況/状況】

1.大王製紙 海外衛生用紙2社買収を発表

 大王製紙は2月27日、ブラジルとトルコの衛生用品メーカーを買収すると発表しました。公式サイトの発表によると、

ブラジル 現地衛生用品大手サンテル社の全株式を、丸紅と共同出資するブラジル投資会社を通じて取得、完全子会社化。
ブラジル衛生用品市場の規模は世界第4位。過去5年間で衛生用紙は年率5.6%、紙おむつは年率5.4%成長しており、人口増加や経済発展から今後も市場拡大が続くと見込まれている。
トルコ 大手食品・消費財メーカー傘下の衛生用品メーカー、ウゼン社の全株式を大王単独で取得。
人口増からトルコ自体の衛生用品市場の成長が見込まれると同時に、地政学的に中東・北アフリカやロシア及び周辺国に対する生産拠点として有望との判断。

 同社は長期ビジョンに基づいてホーム&パーソナルケア事業の海外売上高拡大を進めており、トルコとブラジルを起点に周辺国の市場開拓を促進、将来的にはアフリカ南部や中米地域への進出も検討するとしています。


【その他の市況/状況】

1.製紙各社 家庭紙供給状況を発表

 一部小売店店舗でトイレットペーパーなど家庭紙製品が品薄になっているとの一部報道を受け、王子ネピアと日本製紙クレシアが状況を発表しています。
 日本製紙クレシアは2月28日付として、「当社は現在問題なく生産と出荷を継続しており、今後も供給面で問題はございません。」との文章をサイトに掲載。
 王子ネピアは公式サイトの3月4日付のトピックス欄で

・王子HD各社の協力で、紙製品原材料のチップやパルプ、製品の包装資材を確保している。
・各国内工場で毎日生産を継続、製品の供給量において問題は発生していない。
・半月分を超える受注があり、およそ2週間程度で現在頂いている受注分を取引先にお届けできる見込み。

との内容を公表しています。

【追加】大王製紙も3月10日現在、一部エリエール製品がお客様のお手元に届きにくくなっている状況について

・原材料や包装資材は問題なく確保している
・24時間体制で生産
・工場からの輸送体制も強化して、安定した供給に努めている

といった内容の文書をサイトに掲載し、お客様のご理解を求めています。


2.パルプ価格横ばい

 2月28日付の日本経済新聞紙上にて、1月積み北米産パルプの日本向け輸出価格が前月横ばいで決着したと報じられています。ストライキや減産の影響で供給量が減ったものの、中国をはじめとする需要が伸びなかったとのこと。直近の最高値である2018年2~7月と比較して現在の価格は7割程度の水準となっています。


【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 環境配慮製品2点を発表

 大日本印刷は2月25日と27日、プラスチック使用量削減に貢献する紙製品2種の新開発を発表しました。同社公式サイトの発表や日本経済新聞(3月4日、6日掲載)の記事によると、

断熱紙カップ 電子レンジで調理できる断熱紙カップを開発。カップ内に冷凍食品等を入れ、電子レンジで調理する用途を想定。
森林認証紙使用で、プラスチック使用量を削減できるなどの点を訴求し、環境問題に関心の高い食品メーカーなどに導入を呼び掛ける考え。
紙使用の
ラミネートチューブ
チューブの胴体部分に紙を使用して、プラスチック使用量を15%(キャップを除く、チューブ径40mmφオーバル、胴体部分120mm製品の場合)削減できるラミネートチューブ。紙なので折り畳みやすく、内容物を絞り出しやすいという点も特長。
化粧品や歯磨き粉などの容器を想定。

 同社は環境負荷を低減するパッケージとして「GREEN PACKAGING」シリーズを展開しており、「持続可能な原料調達」「CO₂の削減」「リサイクルの推進」を方針に開発を進めています。


※文中敬称略
※文章は2020年3月6日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。