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華陽ニュース

紙の市況(2021.3)詳細 3月10日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.中パのCNFがスニーカーのラバーソールに採用

 中越パルプ工業は2月26日、同社のセルロースナノファイバーが製品がスニーカーのラバーソールの添加剤として採用されたと発表しました。公式サイトの発表によると

・株式会社スピングルカンパニーのスニーカーのラバーソールとして採用。
・植物由来の材料をゴムに練りこんだソールの採用で、摩耗性を約40%低減し、耐久性と環境への配慮を兼ね備えた、地球に優しい一足として新発売。

 同社は今後、ゴム成型加工分野でのさらなる実用化を目指し研究開発や営業展開の強化を図るとしています。


2.日経42種2月末 紙・板紙はなお横ばい

 2月27日付の日本経済新聞紙上にて、景気動向に敏感な資材や燃料の企業間取引を基に、1970年を100として算出する日経商品指数42種の2月末値が、前年同月比7.2%上昇したと報じられています。前年同月比でプラスとなるのは2か月連続で、

・コロナ禍による経済落ち込みを緩和するため、各国政府が強力に財政・金融政策を続行。
・先進国などでワクチン接種が始まり、経済回復に期待感。

といった要素から、海外市場で素材価格が幅広く上昇傾向にあり、国内価格にも波及していると分析されています。
 紙・板紙の指数は昨年4月以来11か月連続で横ばいを続けていますが、前年の2月が前月比で下落しているのに伴い、前年同月比の下落幅は縮小しています。


【その他の市況/状況】

1.コンテナ不足等で古紙輸出が減少

 3月4日付の日本経済新聞紙上にて、古紙の輸出量が急減したと報じられています。貿易統計によると、今年1月の輸出量は前年同月比で3割減少したとのことで、4か月連続で前年割れが続いているとのこと。

・コロナ禍で古紙の発生が減り、回収量も減少。
・世界的なコンテナ不足の影響で、古紙を輸出するためのコンテナが十分に確保できない。
・トータルとして安定的な値段で買い取ってもらえる国内製紙会社への販売を優先。

といった要因によるものと記事では分析しています。
 コロナ禍からいち早く経済を回復させた中国では段ボール原紙の需要が旺盛で、アジア各国は原料となる古紙の確保に動いており、欧米産古紙の流入が減っていることもあって日本産への引き合いは強い状態とのことですが、当面日本からの輸出は低い水準が続きそうだと記事では伝えられています。


【印刷・製品関連】

1.リコー、再生エネルギーの質を評価する仕組み導入

 3月2日付の日本経済新聞紙上にて、リコーが再生可能エネルギーの質を評価する仕組みを導入する方針だと報じられています。記事によると、

内容 リコーが再生可能エネルギーを調達する際に、価格だけでなく、質も評価して調達する仕組みを導入する。日本では再生エネの導入は遅れているが、海外では再生エネの導入拡大とともに、今後、質も重視していく可能性があり、海外での売上高が約6割を占めるリコーがいち早くの対応を決めている。
手段 評価基準を点数化して調達判断に反映。点数の半分は価格、残りは質的な評価で点数化する。例えば、新しい発電設備に高得点を与え、再生エネへの新規投資を促したり、太陽光や風力など環境負荷の小さい発電施設は高得点、燃料の輸送の際に二酸化炭素を排出するバイオマス発電は低い得点にするなどして、より環境負荷の小さい施設からの発電を調達することを目指す。

 日本では2012年に再生可能エネルギーの固定買い取り制度を導入し、再生エネ比率の向上に努めていますが、発電コストの高さや送電線の不足などで諸外国に比べ導入は周回遅れとも評されており、脱炭素に進む世界の動きから取り残されることが懸念されています。


※文中敬称略
※文章は2021年3月8日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。