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お城初心者のへぇーなお城  17

 2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
 戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。

17 「引っ越し武将」

 「引っ越し大名」と言えば幼少期も含め生涯に7度もお引越しする羽目になった松平直矩が有名ですが、生涯に何度も居城を替えた武将として有名なのは織田信長だそうです。生まれたのは勝幡城、幼少期に父から那古野城を与えられ、家督を継いでからは主家を滅ぼして清洲城を奪取、さらに小牧山に居城を移転、斎藤龍興を追い出して稲葉山城に移るとその地を岐阜と改名、畿内を制した後は安土城を築城して移転と、戦をして勝っては次のお城という風に、ランクアップと同時に次々と引っ越しを重ねています。引っ越したお城にはそれぞれに戦略上・政略上の利点があり、綿密な計算に則ったお引越しと言えそうですが、武田信玄や上杉謙信、毛利元就などは当主となってから一度も居城を替えていないそうで、ここまでの「引っ越し武将」ぶりは珍しいと言えるかもしれません。
 信長が生まれた勝幡城跡は現在、石碑や説明板で当時が偲べるのみとなっていますが、江戸時代の絵図からは土塁や二重の堀で囲まれた東西66m、南北92mの規模のお城と推定されており、お公家さんが訪問した際、その素晴らしさに驚いたとの記録も残っているそうです。

 1989年に模擬天守が建てられた清洲城。信長と家康が結んだ清洲同盟、及び、信長死後、秀吉が一歩抜きんでるきっかけとなった清洲会議の舞台としても有名なお城です(元のお城と現在の模擬天守がある場所は少し違うそうですが)。名古屋城の築城によって廃城となるまで、清洲城は尾張行政の中心でした。(撮影:MK)