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華陽ニュース
不定期配信 マウスちゃんとメモリ主任のIT1年生 27
情報の重要性が増す昨今、弊社では情報セキュリティについて、その意義や情報を共有する取り組みを続けています。
担当チームが社内向けにまとめた資料などを基に、軽い読み物を不定期でお届けできればと思いますので、ご笑覧頂ければ幸いでございます。
メモリ主任のおかげで最近ITセキュリティーに関する知識が増えたな、と思うマウスちゃん。
ある日ふと思います。「私の知識って、どの程度のレベルなのかな?」
「知識のレベルを客観的に測る方法ですか?」
唐突な質問にもメモリ主任は真面目に答えてくれます。
「そうですね。まずは、クイズなどはどうでしょうか?」
「クイズですか?」
「国の情報セキュリティ関連の機関のサイトや、ウイルス対策ソフトを提供している企業のサイトなどで、学習のためのクイズを公開しているページがあるのですよ。」
「クイズに答えると自分のレベルが分かるというわけですね。」
「そうです。ただ、検索すると数多くのサイトがヒットしますから、そのサイトが信用できるものかどうかを確認してから挑戦してみて下さい。」
「それから、資格に挑戦してみるという手もありますね。」
「資格、ですか?・・・いえ、そこまでは・・・・・・」
「以前に『情報処理推進機構』という組織の話をしたのは覚えていますか?」
「経済産業省所管の独立行政法人、ですよね。ITに関する政策実施を担当している・・・」
「その情報処理推進機構が実施している資格試験で、『ITパスポート』というものがあります。情報機器を使うすべての人が覚えておくべき基礎的な知識をはかるもので、セキュリティだけでなく、コンピューターの構成やファイル、データ、ネットワークなど、IT全般に関する基礎的な知識をはかることができます。受験は有料なので受けるかどうかは個人の判断ですが、受けるつもりで勉強してみると、幅広い基礎知識を得ることができるかもしれませんよ。」
「なるほど・・・でも相当難しいのでは・・・」
「ちなみに最年少の合格者は7歳です。」
「7歳?!小学生じゃないですか!」
「当時小学1年生だったそうです。だから簡単、というわけではありませんが、資格挑戦は難しいから、という理由で諦めてしまうのは残念な気がしますね。」
「確かに専門用語も多いので、忌避感があると勉強は大変に思うかもしれませんが、せっかく今、マウスさんがITに興味があるなら、その知識を深める絶好の機会ではないかと思うのですが。」
「そうですね。一度確認してみます。」
「はい。また何かあればご相談下さい。」
「分かりました。有難うございます。」
頭を下げて自席に帰りながら、あれ、今、私、もっと勉強するにはどうしたらいいかっていう相談をしに行ったんだったっけ?と首を傾げるマウスちゃんなのでした。