ニューノーマルにこの一品㉑エリエールテクセル様の『ＷＤ‐エコタック』

2022.10.25

【ニューノーマルにこの一品】

　「ニューノーマル」という言葉は新型コロナウイルス下での生活や仕事の新しい様式を表す言葉として使われていますが、近年、私たちの生活や考え方に影響を与え、変えてきたものには、海洋汚染の深刻化による脱プラの動きや、ＳＤＧｓ、ＥＳＧ、ダイバーシティ等、さまざまなものがあります。
　その、様々なもので形作られる「ニューノーマル」に、紙で貢献できる製品とは、の観点からの取組みをご紹介いたします。

㉑エリエールテクセル様の『ＷＤ‐エコタック』

　温暖化ガス排出削減に関心が高まるなか、各企業で産業廃棄物を削減する努力が続けられています。
　また、生活者の皆様には、日用品などを買った際の商品ラベル・値札ラベルがきれいにはがれず、時間がかかってしまったり、粘着剤が残ってべたべたし、気分が良くないといった問題が生じています。
　そんな企業様・生活者の皆様の「困った」を解決する提案のひとつが、エリエールテクセル様の『ＷＤ‐エコタック』です。

ＷＤ‐エコタック	水で分解する特殊な粘着剤を使用したラベル原紙。「Ｗ」は「Ｗａｔｅｒ（水）」、「Ｄ」は「Ｄｉｓｓｏｌｖｅ（分解する）」を意味しています。乾いた状態では剥がれないラベルを、しばらくの間水につけておくと、粘着剤が水で分解され、ラベルだけをはがすことができます。
特長	①はがしたラベルは古紙として使用可能。（粘着剤が水で分解されるため、その他の古紙と分けて回収する必要がありません） ②印刷時に発生する、ラベル以外の余分な部分や損紙などを、廃棄物ではなく古紙として使用できる。 ③産業廃棄物が減ることで、産廃処分費用や処分時の温暖化ガス排出を削減できる。 ④プラスチック帯ラベルを紙ラベルに変えることで、購入するお客様の手間を増やすことなく、プラスチック使用量を削減できる。
ラインナップ	表面基材：「アート７３（アート紙）」あるいは「キャスト７３（キャストコート紙）」粘着層：水解性粘着剤剥離紙：白グラシン紙ベースの剥離紙。その他、表面基材や剥離紙は用途に応じてご相談が可能です。

【はがせる】

【水に溶ける】

【だから、古紙として再生できます】

　製品を使う消費者様、製品やラベルをつくる企業様、地球環境、それぞれにより良い商品を、という観点から開発されたラベル原紙です。是非一度、ご活用をご検討下さい。

※文章中、敬称略