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ニューノーマルにこの一品26 中越パルプ工業様の『竹紙』

【ニューノーマルにこの一品】

 「ニューノーマル」という言葉は新型コロナウイルス下での生活や仕事の新しい様式を表す言葉として使われていますが、近年、私たちの生活や考え方に影響を与え、変えてきたものには、海洋汚染の深刻化による脱プラの動きや、SDGs、ESG、ダイバーシティ等、さまざまなものがあります。
 その、様々なもので形作られる「ニューノーマル」に、紙で貢献できる製品とは、の観点からの取組みをご紹介いたします。

26 中越パルプ工業様の『竹紙』

 製紙メーカー様には、『SDGs』という言葉が生まれる以前から、持続可能な社会の構築を目指して始め、続けてこられた取り組みがいくつかあります。
 そのひとつ、中越パルプ工業様の『竹紙』の取り組みも、25年もの間たゆまず続けておられる、SDGsの取り組みです。

『竹紙』 中越パルプ工業が1998年から取り組み続けている、国産竹の有効利用活動で生まれた紙。紙の原料としては木材に比べ効率が悪い竹の、集荷体制の構築から始め、2009年に国産竹100%の『竹紙』の製造・販売を開始。環境に優しい原紙として封筒やノート、紙袋、ポスターなど、様々な紙製品に使用されています。
放置竹林問題 生活様式の変化により伐採などの管理をされなくなった放置竹林が、他の樹木・草木の繁殖を圧迫し、生物多様性の低下、土壌が水を貯える力の低下などを招くこともあると懸念されています。同社の取り組みも、工場のある薩摩川内市で伐採された行き場のない竹の有効活用を打診され、地域貢献の一環として挑戦を始めたことがきっかけでした。

 同社の『竹紙』の取り組みは内閣府大臣官房政府広報室の海外向け広報誌の2022年8月号でも紹介されています。

※文章中、敬称略