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ニューノーマルにこの一品36 やさしい封筒

【ニューノーマルにこの一品】

 「ニューノーマル」という言葉は新型コロナウイルス下での生活や仕事の新しい様式を表す言葉として使われていますが、近年、私たちの生活や考え方に影響を与え、変えてきたものには、海洋汚染の深刻化による脱プラの動きや、SDGs、ESG、ダイバーシティ等、さまざまなものがあります。
 その、様々なもので形作られる「ニューノーマル」に、紙で貢献できる製品とは、の観点からの取組みをご紹介いたします。

36 やさしい封筒

 平安時代には既に公立の製紙所で再生紙をつくっていたほど、紙とリサイクルはなじみの深い間柄ですが、リサイクルの多くは集められた古紙を溶解してパルプに戻し、新しい紙の原料とする形で実施されています。
 でも、それだと、元の紙の美しさは残らない。倉庫で眠っているとはいえ、こんな素敵な紙なのに。
 そんな紙にスポットライトをあてたいと考えた平和紙業の担当者様が株式会社東北紙業社様、株式会社ペーパーパレード様と生み出したのが、ゼロ・ウェイストの想いをベースとした「やさしい封筒」です。

やさしい封筒 平和紙業の倉庫に眠っていた紙に、抜きやスジ押しなどの加工を施し、組み立て式の封筒に仕上げた一品。同社の東京・大阪・名古屋の各ショップ「ペーパーボイス」で、四つ切サイズの紙を購入した際の持ち歩き包装用として使用されている。
2023年12月には、新ラインアップとしてA4サイズも追加。
特長 ゼロ・ウェイストや、現場で包む人・持ち帰るお客様のことを考えて設計。
・全紙を極力余さず使えるよう考えられたデザイン。
・製造過程における紙ごみを極力削減。例えば持ち手部分は切り落とさず折り込む形にすることで、ごみを出さず、雨除けの役割も付与している。
・簡単に組み立てられ、持ち手の部分で手を切ったりしないように考えられた加工。
・テープや糊を使わずに中身を包める仕様で、テープ跡が残らず、お客様に再利用して頂ける。
・社名や企業ロゴなどは、インキを使わず型押しで紙を凹ませるデボス加工。
等を実現。
別注受付 同社では、自社用のみならず、お客様が販促ツールなどとして使用できるよう、別注も受け付けている。
・紙はグラフィーCoC、エコ間伐紙N、ディープマット、規格終了商品の4種類の環境配慮製品から選択。
・商品名、社名、企業ロゴなどのデボス加工も受け付け。
・社内品と同様に製造過程での紙ごみの発生を極力削減した、環境にやさしい封筒
として、展示会やイベントでの販促ツール、SDGsにつながるサービスを提供している企業、プラスチック素材からの置き換えを検討している企業などの担当者に採用の検討を呼び掛けている。

 眠っている素敵な紙に、何とかそのままの形で価値を再発揮してもらえないかというやさしい気持ちから生まれた「やさしい封筒」。自社での採用も一度ご検討頂いてはいかがでしょうか?

※文章中、敬称略