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各種荷札加工・提札加工・紙ハンガー加工~株式会社サトミ様~

創業50年以上の経験と実績~株式会社サトミ様~ (2012年11月取材、2019年10月加筆修正)
株式会社サトミ様は創業50年以上を誇る紙関連加工企業。得意とされている針金荷札加工(特大サイズ~豆エフ、荷札・複写荷札、ビニール線、ステンレス荷札加工、用紙は上質紙、ユポ紙、タイベック紙、他)のほか、接着荷札・シール、提札加工、紙ハンガー加工、その他など、紙加工に関する幅広い業務を請け負っておられます。
「加工依頼は地元一宮・名古屋・岐阜の印刷会社・文具店・梱包資材会社が主なお得意先ですが、最近はネットでの全国からの問い合わせ・注文があります。」
「これからはもっと積極的にネット販売拡大と思っています。」
工場に並ぶ、荷札加工の機械。
これがどういう仕組みで荷札を作っていくのか戸惑っていると、里見社長様が、ゆっくりと実演して下さいました。
①右側の部分で、はと目を付けると
②下から送られてきた針金が穴に通り
③針金が通っていた管がくるりと横に回転することで、針金がねじられて荷札の完成。

「単純な構造だけど、これでこの機械、500万はするんですよ」という御説明にもびっくりです。

プライベートでは利き酒師の資格を持ち、テニスに、カラオケに、と多彩な趣味をお持ちの里見社長様。その視野の広さが仕事につながり、箸袋で実用新案もお持ちとか。ところがそれをお聞きすると、「あの箸袋の発想は、もう古いよ」とそっけないお返事。では、最近のヒット商品は?とお伺いすると、「ステンレス針金荷札かな?」とのお答えが返ってきました。

「針金の部分がステンレスでできていてね、検針器に引っかからないんです。アパレル関係のお客様だと、製品を検針器に掛ける時に、荷札に反応してしまうと困るから、一々外して検針器に掛けてまた付けて、っていう手間が掛っていたんですが、その手間を省くことができるって重宝されています。」

「知っているお客様はみんな、こういうのが欲しかったって言ってくれる。需要が無いわけじゃない。需要はあるんですよ。ただ、製品の認識と需要が結びついていないだけで。」そのお言葉に、今後の発展のヒントが隠されていそうです。

「『荷札って何?』と言われる時代ですが、製造業では、

既製品荷札(無地)・現品票荷札・棚卸No入り荷札・不良品荷札・出荷表荷札・電力会社の荷札・植木荷札・
判定待ち荷札・補修荷札・釣券荷札・不適合品荷札・管理荷札・織付確認荷札・警告荷札・拾得物荷札・
ガス栓荷札・保証表荷札・商品お預り荷札・検査合格荷札・連絡荷札・青果荷札・荷物荷札 etc

と、いろんな分野で荷札が使われています。
 多業種でデジタル化は進んでいますが、前後のチェックは人の手によるものが未だあります。」

 デジタル化の時代にも人の目や手が必要とされる仕事をしっかり捉え、独自技術と工夫で様々な業界の要望に応え続ける株式会社サトミ様。その視線は次の50年をしっかりと見据えています。