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【紙のソムリエ】番外編 シート先輩とコマキさんの紙に関する四方山話⑱伝票の紙

「お帰りなさい、シート先輩。総務のパレット先輩がお探しでしたよ。」
「パレット先輩が?・・・何だろう?」
「『締切』、と、伝えてほしいと仰っていましたが・・・先輩?どうされました?大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない・・・経費精算の締切、忘れてた・・・」

「私、まだ経費の精算ってしたことがないのですが、手書きの伝票なのですね。」
「いや、手書きは社用車のガソリンの精算だけだよ。元々はこれもアプリだったんだけど、使った都度、走行距離を入れるようになっているのに忘れる人間が続出して、当時の経理担当が怒って、これだけ手書きに戻したって話。」
「手書きでも忘れるのに変わりはないのでは?」
「うーん。ある意味、懲罰的な?でも、手書きにしてから忘れる率が下がったって言うんだから、変な話だよね。まあ、そんなわけで、ガソリンの精算だけは、1か月間の手書きの走行距離伝票を付けて月末に締める、っていうルールなんだよ。」
「その締切を忘れていたということですか?」
「う・・・あ、コマキさん、伝票の紙って、何を使っているか分かる?」
「ノーカーボンですよね?」
「これも本文用紙と同じでね。伝票といっても、どんな使い方をするかで紙も違うんだよ。」

用紙 説明・用途等
ノーカーボン 複写のためのインキ粒や薬剤があらかじめ紙に塗布されている用紙。複写のためにつくられた用紙なので、基本的には1枚で使われることはない。インキで手などが汚れない利点があるが、複写された部分が光や油で消えてしまうといった欠点もある。
複写用紙 裏面にカーボンインキを印刷したりして、複写伝票として使うための薄い用紙。ノーカーボンと比べて長期保存に向くといった利点がある。
ウスモゾー紙 間にカーボン紙を挟んで複写伝票として使う等に使われる薄い用紙。
上質紙・コピー用紙 複写する必要がない、1枚モノの伝票=単票では、上質紙などもよく用いられる。
色上質紙 領収書や返品伝票等、目立たせる必要がある場合等に用いられる。

「複写が必要かそうではないかで紙が変わるということですね。」
「複写の仕方によってもね。上質とか色上とか、伝票のイメージがあまりない用紙でも使われていたりするから面白いよね。」

「あと、インチの単位に合わせた小さい巻取り用紙が規格品として流通しているのも、伝票用の紙の特徴だよね。」
「フォーム用紙の267mm幅や292mm幅などですね。昔のコンピューター関連のプリンターがインチ単位でつくられていた名残だと聞きました。」
「今はほとんどA4のコピー用紙に出力だけどね。入社した時にインチとミリの換算方法を習ったけど、今の新入社員は習わないんだろうなあ。」
「聞いてはいないですね。ちなみにどう換算するんですか?」
「1インチ=25.4mmだから、それを基に掛けたり割ったりするんだよ。」
「267mmは10.5インチ、292mmは11.5インチということですね。」

「まあ、そんなこんなで手書き伝票というのはかなり少なくなっているアイテムなんだ。だから・・・」
「手書き伝票は少なくなっているかもしれませんが、伝票や締切といった概念はデジタル化後も普通に使われていますから、そういう理屈でパレット先輩を納得させるのは難しいかもしれませんね。」
「・・・そうだよね・・・・・・」