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紙の市況(2020.2)詳細 2月10日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.日本製紙 電気絶縁材料生産会社設立

 日本製紙は2月7日、日本製紙パピリアと米国デュポン社の子会社が共同で電気絶縁材料を生産する新合同会社を設立したと発表しました。公式サイトの発表によると、

会社名 デュポン日本製紙パピリア合同会社
所在地 北海道苫小牧市 日本製紙勇払事業所内
設立年月日 2020年1月6日
事業内容 電気絶縁材料「ノーメックス🄬」紙の生産
ノーメックス🄬紙 デュポン社が開発した電気絶縁材料。優れた電気絶縁性・耐薬品性・機械特性・難燃性を有する。電気自動車などのモーターや航空機の内外装の構造材など、幅広い産業用途で重要な役割を果たしている。
営業開始 2021年度中の営業運転開始を予定。

 日本製紙は1月、勇払事業所の洋紙生産を停止していますが、新会社の事業は市場の成長が見込める分野への事業構造転換につながり、勇払事業所の資産や人材などを新事業で活用することで地元・北海道の発展に寄与していくとしています。


2.日経42種 「紙・板紙」5か月連続で前年同月比下落

 2月1日付の日本経済新聞紙上にて、日経商品指数42種の1月末値が発表されました。資材や燃料の企業間取引価格を1970年を100として指数化したもので、42種全体の指数の前年同月比下落は14か月連続となっています。
 紙・板紙の指数は

 古紙価格が低迷を続けており、在庫が積み上がっている状況が伝えられています。


3.王子 CNFシート、製品採用に

 王子ホールディングスは2月6日、同社のセルロースナノファイバーシートが製品に初採用されたと発表しました。

採用製品 株式会社ダーカーの卓球ラケット素材
今回の開発 卓球ラケットの打感(球を打った感覚)に影響を与える素材の反発力と弾力という、相反するともいえる2つを共存させたCNFシートのスペック最適化に成功。新たな打感領域の卓球ラケットを実現。

 卓球ラケット素材へのCNF採用例としては大王製紙が株式会社タマスと共同で開発を進めているほか、中越パルプ工業のCNF「nanoforest🄬」が同じダーカー社の「アルバ23」に採用されていますが、王子のCNFはダーカー社の新ラインナップとして、2020年4月以降に店頭販売される予定だとしています。


【板紙 国内の紙の市況/状況】

1.レンゴー 第3四半期決算発表

 レンゴーは2月5日、2020年3月期第3四半期(2019年4月1日~2019年12月31日)決算を発表しました。同社サイトの発表によると、

と、製品価格の改定や原料古紙価格の下落などが寄与し、増収増益の結果となっています。
 2020年3月期通期予想に関しても、連結子会社の増加や古紙価格が当初の想定を下回っているなどとし利益を上方修正した一方、天候不順や中国の景気減速等が影響して販売量が計画に達していないなどから売上高は前回予想を150億円下回る6,850億円と予想しています。

2.日本製紙 板紙販売業務を移管

 日本製紙はは2月4日、同社の板紙販売事業を日本東海インダストリアルペーパーサプライに移管すると発表しました。同社サイトの発表によると、

対象品種 ①同社関東工場生産のチップボール・色板紙、石膏ボード原紙、紙管原紙その他板紙
②同社旭川事業所生産の段ボール原紙および紙管原紙その他板紙
③日本板紙加工株式会社で加工する貼合品
移管時期 2020年4月1日出荷分より

 日本東海インダストリアルペーパーサプライは2016年、日本製紙と特種東海製紙の段ボール原紙やクラフト紙などの販売事業を統合するために設立された会社で、今回の業務移管を日本製紙は、板紙分野の競争力強化及び多様なニーズに対応するため、としています。


【その他の市況/状況】

1.古紙 回収網の維持に難局

 2月2日付の日本経済新聞紙上にて、古紙価格の低迷が続き、回収網の維持が困難になりつつあると報じられています。

・価格の低迷から採算が合わず、横浜市や群馬県で業者の撤退事例が発生。
・環境向上のため中国当局が古紙輸入を規制。2019年は輸入枠が前の年比4割削減。2020年もさらに縮小する見通し。
・2019年12月の古紙在庫は前年同月比45%増。国内外での在庫増が価格下落の一因に。

等の苦境から東京都資源回収事業協同組合が1月、「集団回収非常事態宣言」を発表、集団回収事業の維持のため関係各位の理解・協力を求めるとともに、自治体等に支援を求めています。
 千葉市では既に2019年より回収事業者への助成金の増額を実施しているとのことで、古紙リサイクルシステム維持のため協力して知恵を絞る必要性が高まっています。


2.パルプ価格下落

 1月31日付の日本経済新聞紙上にて、2019年12月積み北米産パルプの日本向け輸出価格が値下げで決着したと報じられています。指標となる北米産N‐BKPは前月積み比3%下落したとのこと。北米産パルプは10月積みが3%上昇して以降横ばいを続けていましたが、この下落で値上げ前の水準に戻ることになります。


【印刷・製品関連】

1.リコー ペットボトルへの直接印字を開発

 2月5日付の日本経済新聞紙上にて、リコーがペットボトルに直接文字やデザインを印字する技術を開発したと報じられています。記事によると、

内容 レーザープリンター技術の応用でペットボトルに直接文字やデザインを印字する技術を開発。通常のペットボトルのラベルに記されている文字は全て表現可能。
現在特許出願中。2022年の実用化を目指している。
目的 プラスチック製ラベルが不要になり、リサイクルが容易に。プラスチックごみ削減に貢献できる。

 2022年の実用化に向け、現在は印字速度向上のための改良に取り組んでいると記事では伝えています。


※文中敬称略
※文章は2020年2月7日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。