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7億1700万冊 ピークからほぼ半減 漫画雑誌の年間販売部数 |
4月6日 日本経済新聞コラム「NEWSな数字」より |
活字離れが叫ばれて久しい昨今、 漫画雑誌ですら販売部数減少を免れていないという気になる記事が掲載されました。 記事の一部をご紹介させて頂きます。 |
(前略)出版科学研究所(東京・新宿)によると、週刊と月刊を合わせた漫画雑誌の販売部数は2007年に7億1700万冊(推定)とピークだった1995年に比べて47%減った。
(略)若年層の人口減少のほか、携帯電話やゲーム機の普及などが影響している。
同研究所の久保雅暖(まさはる)研究員は「最近の読者は週刊誌や月刊誌の発行サイクルを遅いと感じている」と指摘する。
(略)一方、作品をまとめて読める漫画単行本(コミック本)の販売部数は07年に5億1800万冊(推定)と95年に比べて5%減にとどまる。
最近は漫画を原作とするテレビドラマや映画の制作が増え、改めて単行本を読み直す需要が生まれている。
また、通常の単行本より低価格で装丁を簡素にした「廉価版」が人気だ。
90年代に登場し、07年の推定販売部数は5900万冊と、01年から34%増えた。
廉価版はコンビニエンスストアでの販売が多く、「漫画雑誌と購入者層が重なる」(久保氏)ため、漫画雑誌の販売減少の一因にもなっているようだ。 |
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