|
岐阜とイタリアンの意外な関係 【雑誌:オレイユ提供】 |
岐阜ならではの視点から魅せるイタリアン
地元でできた食材を、その地で調理していただく「地産地消」。岐阜でそれを勉強していくと、イタリアの食文化の原点である「スローフード」にも行き当たりました。地産地消とスローフード、どちらも今回の特集で学んだら、まちのイタリアンでそのココロと味を体験しに出掛けましょう。 |
 遊び心たっぷりの料理には安全な地元食材がいっぱい
「料理は遊び心。作ることを楽しみ、食べることを楽しむのが一番だよ」とは『ラ・カンパーニア』のシェフ。
その昔、ふらっと立ち寄ったイタリアでその食文化に触れ、遊び心を持って料理することの楽しさを覚えたという。またアウトドアを好むことから、山で採った山菜や川で釣った魚を料理に変えることもしばしば。
もちろん使用する食材は県内産のものが中心で、自家菜園で採れた野菜や美濃けんとん、美濃かしわなど、安全でおいしいものが揃う。 |
関市虹ヶ丘南1-1 / tel 0575-28-6332
11:00〜OS14:30 ※ランチは〜14:00 17:00〜OS21:00 ※日祝は〜20:00
木曜定休 / P10台 席数25 |
地産池消は当たり前というイタリア料理の心を知る
「地産地消が根底にあるイタリア料理を美濃という土地で提供するのだから、この辺で採れた食材を使うのは当たり前のこと」と、軽快に話してくれる『プント・ミーノ』のシェフ、亀山さん。
地元の物が集まる近くの市場で食材を仕入れ、夏なら目の前を流れる長良川で自らが釣った鮎もメニューに並ぶ。釣りとブルースをこよなく愛するシェフからは、イタリア料理の「心」が伝わってくる。どんな食文化も、心を知ることが大切だと実感した。 |
美濃市前野27-6 / tel 0575-33-1919
11:00〜16:00(OS15:00) ※ランチは〜14:30 18:00〜23:00(OS22:00)
水曜定休(祝は営業、翌日休) / P15台 席数35+テラス席10 |
オーガニックキッチン Sun*s Son a material<サンズサン> |
失われつつある食文化を取り戻すのも料理人の役割
「子どもたちの未来のためにも食の世界にいる人間ががんばらなくちゃね」と穏やかに笑う青木さんはオーガニック素材の地産地消を目覚している。
いろいろな問題があり、岐阜でも本物の有機野菜を手に入れるのはなかなか困難なのだそうで、現在は信頼できる県外の農家より取り寄せる素材が主になっているという。お店では、ランチやディナーの他、料理教室も開催中。また、青木さんは食文化を学びに、時々海外へも行ったりしている。 |
瑞穂市馬場小城町2-53-1 / tel 058-327-6518
11:30〜15:00(OS14:00) 18:00〜23:00(OS20:00)
火、第3水曜定休 ※6/11までお休み
P20台 席数20
http://sunsson.jugem.jp |
一枚のピッツァの上には岐阜のおいしさがいっぱい
大きな石窯が目を引く『ネオナート』は、パリっとした薄焼きのピッツァが特徴で、トッピングには新鮮な岐阜の食材たちがたっぷり。
自家栽培の野菜や自家飼育の烏骨鶏卵を使用したり、県内産のきのこやハムを使用するなど、積極的に地産地消に取り組んでいる。特に自家栽培の野菜については、季節にもよるが、お店で使う野菜の約半分以上を賄っているのだそう。ちなみに、石窯はイタリア製だけど、使っている薪は東白川村産。ここにもこだわりがチラリ。 |
岐阜市市橋2-5-13 サクセスUビル 1F / tel 058-277-4194
9:00〜23:00(OS22:30)
水曜定休(祝は営業) P9台 席数47 |
自信を持って提供できる無農薬野菜のイタリアン
野菜は関の農家で無農薬栽培された物と、高山から届く物のみを、肉は飛騨牛や美濃けんとん、奥美濃古地鶏など、岐阜のあらゆるおいしい食材を使用している。
時期によって仕入れの変動が激しく、時にはリスクを伴うことも。しかし、その時期においしいものを提供したいという想いが勝り、生産者との信頼関係に頼りながら今のスタイルを貫いているのだそう。大正12年に建てられた趣ある屋敷の中で、ひとつの皿に込められた想いを味わってほしい。 |
各務原市鵜沼三ツ池町2-205 / tel 058-379-3355
11:30〜OS14:00 18:00〜OS21:00
水曜定休 P20台 席数30 |
毎日メニューが変わる冷凍庫のない料理屋さん
「食材選びに命をかけている」と言っても過言ではない程に、質と鮮度に細心の注意を払い、吟味したものを仕入れているシェフの近藤さん。
天然物の魚や、大切に育てられた県外の有機野菜を主に使用しており、素材が持つ本当のおいしさを教えてくれる。時期によって内容は異なるが、自家菜園の野菜や、山、川の恵みを始め、岐阜の優れた食材も使用しているのだそう。地元生産物の質の向上も、地産地消を促す大切な要素なのだ。 |
各務原市蘇原東栄町2-138 大堀ビル2F / tel 058-382-9761
12:00〜14:30(OS13:30) 18:00〜23:00(OS22:00)
月曜定休 P10台 席数34 |
|