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石油、鉄鋼、食料品など、資源・原材料高による値上げの記事を見ない日がないというほど毎日物が上がり続ける中で、仕入コストの値上がりを売価に転嫁できない弱い立場の会社から倒産が出始めています。
4月以降に相次いだ印刷業界の大型倒産の事例から、倒産に到った事由をご紹介します。 |
時期 |
場所 |
業態、或いはその変化 |
倒産に到った事由 |
5月 |
兵庫 |
大手食品メーカー、菓子メーカー向けの食品パッケージ、紙器、紙加工品 |
・得意先からの値下げ圧力
・受注単価の下落
・原燃料高騰による仕入コストの増大
・製品の副資材であるため、コスト転嫁が困難
・大手メーカー製品向け設備投資(売上金の回収前に次の設備投資が求められる) |
4月 |
香川 |
地元官公庁の主体から、生き残りのため東京・大阪等都市部への進出 |
・地元官公庁の発注量の低下
・広告需要の低迷
・大型設備投資による有利子負債の膨張
・都市部での収益性の低さ
・材料コストの増加
・大口不良債権の発生 |
5月 |
福島 |
価格競争から赤字の仕事でも受注 |
・価格競争による売価の下落
・資材費の増大 |
それぞれの事例の詳細に関しては、当社営業担当までお問合せ下さい。 |
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