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8月号 (2009年)

1)新聞記事に見る出版・書籍の
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新聞記事に見る出版・書籍の環境変化

新聞記事より、出版・印刷業界の動きに関するものをピックアップしました。
1.中堅印刷 収益底上げ、ITに期待 画像処理など 本業技術を活用
2.ケータイ小説、中国で配信 凸版系、現地企業と提携
3.広告、顧客の「興味」追跡 ミクシィと博報堂系 パソコン履歴から 携帯にも表示
4.「スマート消費」が来る
5.マンガ配信 小学館、業界2位に出資

1.中堅印刷 収益底上げ、ITに期待 画像処理など 本業技術を活用

中堅印刷各社IT(情報技術)分野への進出を急いでいる。情報媒体の広がりや景気低迷で印刷受注が減少しているからだ。凸版印刷と大日本印刷の大手2社は液晶カラーフィルターなどを強化しているが、資本力で劣る中堅には投資負担が重荷。紙離れの苦境打破に向け、印刷技術を活用できて投資が少なくて済むIT分野に踏み出した。
クリック一つで国宝が目の前に――。国立文化財機構が運営するサイト「e国宝」は、東京や京都などの国立博物館の所蔵物を公開している。刷新中のサイトの目玉が広済堂の読み取り・製版技術だ。今まで所蔵物の詳細部分は作品の分割画像で表示されていた。分割部分はあらかじめ決められ、重要部分が分断されることもあったという。刷新後は画面を移動させながら閲覧できる。
印刷技術は手書き文字にも応用できる。ある国内ロック歌手のファンクラブでは広済堂のシステムを使い申込書の文字や写真をデジタル情報に変換。データベースで会員情報を管理し会員証をコンサートのチケット代わりに使える
「IT分野への攻勢で苦境を打破する」。広済堂の山下元雄取締役は意気込む。2010年3月期の売上高は10%近く減りそう。一方でIT関連は4年間で4倍の40億円と売上高比率は1割に達する見込み。
日本印刷技術協会によると、印刷産業の出荷額は1991年度の8兆9000億円をピークに下落傾向で、08年度は7兆円を下回った。紙媒体から電子媒体への置き換えが進行。昨秋以降はフリーペーパーも失速した。大手2社も前期は最終赤字に転落したほどだ。
IT分野に踏み出した中堅は広済堂だけではない。三浦印刷の北岡一男常務は「10%程度まで落ち込んだ売上総利益を25%近くに引き上げたい」と話す。システム開発会社と組み百貨店などのサイト制作を始めた。サイト訪問者の個人情報や購買履歴を分析。そのうえで消費者が好みそうな情報をダイレクトメールやカタログに個別に印刷する。
有価証券報告書にもIT化の流れが及ぶ。08年度から決算データを利用者のパソコンにそのまま取り込める新しいコンピューター言語「XBRL」が本格的に導入された。宝印刷とプロネクサスは企業向けにXBRLのデータ作成ツールを投入。「企業からの作成ツール利用料が入るので、利益率が改善した」(宝印刷の堆誠一郎社長)という。
情報媒体は紙からインターネット、携帯電話に広がっている。ただ中堅各社ともITシフトによる収益押し上げ効果はなお限定的だ。「経営体力が劣る中堅が生き残るには、メディア多様化への対応が急務」。日本印刷技術協会の山内亮一専務理事はこう指摘する。

(2009年7月24日 日本経済新聞朝刊 広井洋一郎氏の署名記事より)

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2.ケータイ小説、中国で配信 凸版系、現地企業と提携

凸版印刷子会社のデジブックジャパン(東京・千代田)は8月から、日本の若者が携帯電話で執筆した「ケータイ小説」を中国で配信する。現地で小説のインターネット配信を手掛ける盛大文学(上海市)と提携。「恋空」などの人気作品を中国語に翻訳して販売する。中国ではネットで小説を読む人が多く、新たな読者の開拓を狙う。
(略)
■電子書籍市場、3割拡大 昨年度、民間調べ
調査会社のインプレスR&D(東京・千代田)によると、携帯電話やパソコンで読める小説やマンガなどの電子書籍の国内市場2008年度に464億円と、前年度に比べ3割拡大した。このうち86%を占める携帯向けが4割増え、手軽に読める携帯コミックが成長を牽引している。一方でパソコン向けは02年の調査開始以来初めてマイナスに転じた。
電子書籍市場のうち、携帯向けが402億円(前の年度は283億円)、パソコン向けが62億円(同72億円)。携帯向けの82%を占めるコミックは前年度より4割強拡大した。全体の伸び率は07年度(06年度比約2倍)に比べると鈍化したものの、「順調に成長している」(インプレス)。
紙の出版市場が1996年を境に縮小する中、各出版社はコンテンツを電子化する動きを加速させている。ネット発の書き下ろし作品も増え、6月時点の電子書籍の販売サイトは787と1年前に比べ37%増えた。

(2009年7月9日 日本経済新聞朝刊より)

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3.広告、顧客の「興味」追跡 ミクシィと博報堂系 パソコン履歴から 携帯にも表示

交流サイト(SNS)国内最大手のミクシィと博報堂系のネット広告会社デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、パソコンと携帯電話を一体にした新手法の広告を始める。ミクシィの会員がパソコンで契約企業のサイトを閲覧し、次にパソコンまたは携帯電話でミクシィに接続した際に同じ企業の広告を画面に表示する仕組み。
パソコンの閲覧記録から携帯サイトに広告を表示するのは国内初という。景気後退でネット広告の伸びも鈍化しており、新たなニーズを掘り起こす。
新手法は、パソコンユーザーの行動履歴を管理するDACの情報システムがベース。ミクシィ会員がどの契約企業のサイトを閲覧したか把握でき、次にミクシィを利用した時に最適の広告をすぐ選び出せるという。
いったんサイトを閲覧した消費者はその企業の商品やサービスに一定の関心があるため、再度広告を出せば購買行動につながる可能性は高いと両社は説明している。

(2009年7月10日 日本経済新聞朝刊より)

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4.「スマート消費」が来る

経済危機を経て「スマート(賢い)」になった消費者は無駄な買い物をしない。環境意識の高まりやインターネットの普及でますますスマート化する消費者は企業に戦略転換を迫る。
創立263年の米名門大学、プリンストンから今秋、紙の教科書が消える。インターネット通販のアマゾン・ドット・コムが教科書代わりに電子書籍端末「キンドルDX」を学生に試験配布する。
最後は紙に回帰
(略)アマゾンがネット配信するデジタル書籍は30万冊超。本の一部を試読するサービスもあり、アマゾンの本業であるリアルの書籍販売を脅かす懸念もある。
だがジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は「あらゆる本を60秒以内で読者に届ける」とお構いなし。試読によるつまみ食いは読者層を広げる好機。日本でも「(電子書籍とリアル書籍の)カニバリゼーション(食い合い)を恐れるのは間違い」(インプレスホールディングスの関本彰大社長)。「(電子書籍で本と出合った読者が)最終的には紙に回帰するはず」(凸版印刷の大湊満常務)との声が上がり始めた。(後略)

(2009年7月17日 日本経済新聞朝刊より)

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5.マンガ配信 小学館、業界2位に出資

小学館はマンガの電子配信で業界2位のビービーエムエフ(略称bbmf、東京・千代田)の発行済み株式数の10%を取得した。年内に自社が扱うマンガを中心に1000作品について、消費者がbbmfの携帯電話向けサイトで読めるようにする。出版不況の中、市場が拡大している電子書籍で有力企業と提携し、配信事業を強化する。
小学館はbbmfの既存株主から取得し、5位株主になった。取得額は明らかにしていない。自社で扱うマンガを、bbmfの配信サイト「ケータイ★まんが王国」などを通じて、携帯電話の画面にダウンロードできるようにする。
現在、自社のサイトや凸版印刷子会社のビットウェイ(東京・台東)などを通じ、マンガや書籍をパソコンや携帯電話で読めるようにしているが、ネット配信専門の有力企業と提携、電子書籍配信のルートを増やす。

(2009年7月24日 日本経済新聞朝刊より)

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