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7月号 (2008年)

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紙の市況について

(1)紙がない! 買い占め?印刷業者悲鳴

原料高など値上げが相次ぐが、印刷用紙も例外ではない。
大手製紙メーカーが先月から値上げを一斉に表明する中、零細の印刷業者から「紙が手に入らなくなった」との悲鳴が、本紙(中日新聞)に届いた。
大手卸業者による買い占めが起きたとの見方もあるが、一体何が起きているのか。
「用紙がいつ入ってくるか分からずに困っている。こんなことは初めて」。
埼玉県内で小さな印刷工場を営む70代の男性は先月下旬から頭を抱えてきた。
男性は約10年前に工場を設立、月刊誌の印刷などをほそぼそと請け負う。
使う用紙はクリーム上質紙。これは、ハードカバーの本や学術書などに使われるややクリーム色がかった上質の印刷用紙だ。
毎月、A3判の紙が4枚取れるA判(62.5センチX88センチ)を3千枚ほど卸売業者から購入してきた。
印刷用紙をめぐっては、用紙の原料となる木材チップ、製造時の燃料となる重油の価格高騰を受け、製紙各社が先月下旬以降、15%以上の値上げを実施。
だが、工場には値上げ前から紙が入らなくなった。
男性は卸売業者に早く用紙を届けるよう催促しても、返事は「うちにも紙がない」ばかり。
クリーム上質紙はどこに消えたのか?
全国の印刷業者1200社でつくる「日本グラフィックサービス工業会」の青木俊樹専務理事は「中国で印刷業がさかんになり、日本国内の紙の量が減っている気がする。が、紙が手に入らない状況があるとは聞いていない」。
一方、関西の中堅紙問屋は「紙の流通経路は複雑だから一概には言い切れない。
ただ、東京は出版関連業者が多く、上質紙を買い占めていることはありうる」と声を潜める。
先の男性には2日、卸売業者から5月中に注文した5千枚について「他社の注文流れがあった」との連絡があった。
値上げ前の価格で購入でき、男性は胸をなで下ろしたが、先行きは不透明で不満はくすぶったままだ。
(2008年6月4日 中日新聞朝刊より)

(2)王子製紙 白板紙10〜15%上げ 10月出荷 コスト高を転嫁

王子製紙は9日、菓子や雑貨の箱に使う白板紙を10〜15%値上げすると代理店に伝えた。
白板紙の主力品で、同社グループが国内生産量シェア首位のコート白ボールの場合、10月1日出荷分から15%の引き上げを目指す。
コート白ボールの値上げは昨年10月以来、1年ぶり。
その後も、主原料の古紙が中国の製紙会社との争奪で値上がりし、工場ボイラー燃料の重油も上がったため、コストを製品に転嫁する。
特殊板紙では10%上げたい考えだが、需要減を招く可能性もある。
(2008年6月10日 日本経済新聞朝刊より)

(3)塗工紙の輸入、大幅減少

価格低迷で海外勢が敬遠 国内勢、値上げ材料に塗工紙の輸入が大幅に減少している。
日本は紙の消費量で世界3位だが、国際的に比較した価格が低く、海外製紙会社が輸出を敬遠している。
輸入品が減ることで国内の紙の値上げ交渉が製紙各社にとって有利に働く可能性がある。
塗工紙は輸入紙の主力品。
スーパーなどのチラシや通販会社などのカタログに使う。
2007年の輸入量は323千トンと前年比36%の大幅減だった。
国内消費量に占める割合は5%。輸入量が最大だった04年の9%から大きく落ち込んだ。
中国、スウェーデン、韓国などからの輸入量が軒並み減った。
08年に入っても月2万トンを割り続け、2000年以来の低水準にとどまっている。
フィンランド製紙大手の日本法人、UPMギュンメネ・ジャパンのティモ・バルハマ社長は「日本の価格は安く採算が悪い」と話す。
欧州品を円建てで輸入する場合、この2年間でユーロは円に対し約2割上昇、その分手取りが減った。
同社は世界55カ国で販売している。
原燃料の高騰は世界共通だが、日本の価格低迷ぶりを嘆く。
日本の製紙会社も原燃料高を価格転嫁しているため塗工紙の国内価格は上昇傾向にある。
軽量コート紙や微塗工紙の代理店販売価格(東京、巻き取り)は昨夏に約10%上がり、1キロ105〜110円。
商社によると、それでも世界1位や2位の市場である米国や中国などと同じか5%ほど安い。
日本の価格が安い理由については諸説ある。
頻繁にコストを転嫁する海外市場と違い「国内メーカーはまとめて上げる傾向があり、遅れやすい」(商社)との指摘がある。
デフレ脱却が遅れる日本で価格転嫁に慎重にならざるを得ないことも影響しているようだ。
日本市場に入らなくなった輸入品は「生産国や同一通貨圏、価格の高い米国に移った」(商社)。
欧米ではコスト高で生産拠点の閉鎖が相次ぎ、販売余地があるようだ。
もっとも、輸入紙の減少は国内の需給を引き締める。
輸入紙は国内紙より安くて当たり前だったが、今ではほぼ見劣りしない価格で販売している例が多い。
そのうえ一部の海外メーカーは一段と値上げする意向がある。
王子製紙や日本製紙といった国内勢にとっては6月出荷分から15%の値上げを目指す交渉の後押し材料になりうる。
印刷会社など需要家は輸入紙をどう使いこなすか模索している。
印刷大手の仕入担当者は「価格が国内品と同じなら、むしろ一定量を購入し続け、国内メーカーとの交渉材料と同時に安定調達ルートの一つとすることも考えなければならない」と話している。
(2008年6月11日 日本経済新聞朝刊より)

印刷用紙、アジアで上昇、7―9月、5―10%、12年ぶり高値。

五輪向け需要増で品薄に

印刷用紙、アジアで上昇
雑誌やチラシに使う印刷用紙のアジア向け輸出価格が上昇し、12年ぶりの高値に達した。
指標となる香港向けの上質紙は7―9月生産分が1トン1040―1080ドル中心と4―6月比5―10%高で決まった。
王子製紙や日本製紙など製紙大手が原燃料高を転嫁した。北京五輪で中国国内で印刷用紙の需要が増えた間接的な影響も指摘されている。

上質コート紙は1010―1050ドルが多い。代理店によると上質紙、同コート紙とも1996年半ばと同じ水準だ。

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