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9月号 (2009年)

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(1)紙の市況 一覧

洋紙

1.製紙大手5社 4社が最終増益に 4〜6月原燃料安で採算改善
2.一部素材、在庫調整進む アジア輸出好調 合成樹脂など「適正」
3.コート紙の輸入過去最高に迫る 6月、前年比4倍
4.巴川紙、営業黒字に 4〜6月
5.製紙大手5社 4〜6月 棚卸し資産回転率が悪化
6.紙・板紙出荷13.6%減 10ヵ月連続で前年割れ 7月

家庭紙

1.家庭紙、6月輸入増 ティッシュペーパー過去最高

その他 《再生資源関係》

1.古紙の輸出価格上昇 8月 中国需要増、2〜3割高
2.古紙の流通価格10カ月ぶり反発 中国需要の増加受け
3.古紙在庫4カ月連続減

《パルプ》

1.輸入パルプ値上がり 7月積み

1.製紙大手5社 4社が最終増益に 4〜6月原燃料安で採算改善

製紙大手5社の2009年4〜6月期の連結決算が4日、出そろった。全社が前年同期比で減収だったが、王子製紙と日本製紙グループ本社、大王製紙、北越製紙の4社は純利益が増えた。木材チップや重油など原燃料価格の下落で採算が改善した。生産設備の一部停止や人件費圧縮などコスト削減策も寄与した。
09年1〜3月期は生産設備の停止などに伴う特別損失の計上などで5社すべてが最終赤字だった。4〜6月期は三菱製紙を除く4社が最終黒字に転換した。
同日発表した日本紙の連結決算は純利益が前年同期比33%増の18億円だった。販売数量は洋紙が23%減、板紙が16%減で計129億円の減益要因だった。期初の割高な在庫が平均単価を押し上げる「受け払い差」も利益を66億円押し下げた。一方、原燃料価格の下落で116億円、原価改善が67億円、値上げによる販売価格上昇が32億円の増益要因となり、差し引きで増益を確保した。
王子紙と大王紙、北越紙の3社は原燃料価格の下落とコスト削減額が販売減による減益幅を上回った。王子紙の販売数量は洋紙で22%減、板紙で10%減で計170億円の減益要因だった。原燃料価格の下落とコスト削減は計200億円の利益押し上げ要因となった。
大王紙は減産と販売数量減が計43億円の減益要因、原燃料価格下落や生産効率化などが計77億円の増益要因だった。北越紙も原燃料価格下落で31億円の増益要因となり、販売数量減などによる12億円の減益要因を上回った。 損益が悪化したのは三菱製紙。固定費削減と原燃料価格の低下が計16億円の増益要因となったが、印刷用紙や写真印画紙の販売数量が20%減り利益を43億円押し下げた。主力の八戸工場の定期修繕で点検費用がかかったほか、操業度の低下で採算が悪化した。

(2009年8月5日 日本経済新聞朝刊より)

レンゴー純利益 4〜6月2倍に

レンゴーが4日に発表した2009年4〜6月期の連結決算は純利益が前年同期比2倍の42億円だった。段ボール関連製品の販売価格が上昇し、販売量の減少を補った。原料の古紙や燃料の都市ガスなどの価格が下がったことも寄付した。
売上高は6%減の1076億円。営業利益は81%増の80億円。昨年夏までの原燃料高を背景に、昨年秋に段ボール箱や原紙の販売価格を引き上げた。その後、原燃料が値下がりしたため、採算性が改善した。

(2009年8月5日 日本経済新聞朝刊より)

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2.一部素材、在庫調整進む アジア輸出好調 合成樹脂など「適正」

薄鉄板や合成樹脂など産業素材の在庫調整が一部で進んできた。中国を中心にアジア向けの輸出が増えているうえ、低迷していた内需がやや上向いているためだ。主要15品目の6月末の在庫量は9品目で前年比マイナスとなった。6品目の減少にとまどった5月末以降、再び在庫削減のペースが加速してきた。ただ、繊維、紙など在庫調整が遅れている品目もあり、素材全体の供給にはなお過剰感が残っている。

紙や建設鋼材、なお過剰感

在庫がほぼ適正水準まで減ったのは合成樹脂。アジア向けの輸出が伸びているうえ、政府の景気刺激策で内需に底入れ感が出てきた。包装材料に使う低密度ポリエチレンと自動車バンパーに使うポリプロピレンの在庫は前年比でそれぞれ6%、9%減った。在庫率は共に2カ月強と適正で「在庫調整はほぼ完了した」(石油化学工業協会の藤吉健二会長)という。
鋼材の中でも自動車や家電に使う薄鋼板の在庫が減ってきた。ステンレス鋼板の流通在庫は8万6千トンと昨年8月から30%減り、調整終了のメドが付いた。原料のニッケル高で先高観が台頭し中国からの引き合いが強まっている。日本でも自動車や家電向けの需要が上向きつつある。
普通鋼薄鋼板の在庫は、354万1トンと前月末比で6%減り、ほぼ15年ぶりの水準になった。新日本製鉄では「350万トンを切る水準が望ましい」としているが、調整のゴールは見えてきた。
ただ、素材全体を見ると在庫がまだ高水準にある品目も多い。今回の調査でも15品目のうち9品目が「過剰」か「やや過剰」の水準にあった。
建設用鋼材は在庫が過剰な品目が多い。マンションの鉄筋に使う小形棒鋼の6月末在庫は前月末比1%増の59万2千トンと3カ月連続で増えた。工場に使うH形鋼は22万9千トンとほぼ前月並み。電炉が4〜6月に軒並み減産を緩和した一方、住宅着工や設備投資の低迷で需要は鈍かった。商社のH形鋼担当者は「大型物件がなく仕入れを増やせる状況にない」と嘆く。
印刷用紙の在庫は6月末は前月末比微減にとどまり、在庫率は197%と適正といわれる120%を大きく上回った。このため、メーカー各社は再び減産強化にかじを切った。王子製紙と日本製紙は6月に追加減産し、7月以降は各社が減産強化に踏み切っている。
ポリエステルなど化学繊維の6月末在庫は11万4647トンと減少基調にあるが、6月の生産量の1.6倍と過剰感が残る。需要は自動車内装品向けが上向いているが衣料品向けは鈍いままだ。

産業素材15品目の在庫状況

品目 6月末 7月末
前月比(%) 前年同月比(%) 在庫水準 前月比(方向性)
小形棒鋼 ▲3 やや過剰
H形鋼 ▲23 やや過剰
ステンレス鋼板 ▲4 ▲30 適正
薄鋼板 ▲6 ▲13 やや過剰
低密度ポリエチレン ▲6 ▲15 適正
ポリプロピレン ▲9 ▲9 適正
塩化ビニール樹脂 ▲4 ▲26 適正
化学繊維 ▲2 ▲4 やや過剰
印刷用紙 ▲0 過剰
古紙 ▲3 105 やや過剰
針葉樹合板 ▲3 やや過剰
セメント 適正
アルミ圧延品 やや過剰
食用油 31 やや過剰
硫酸 ▲4 やや不足
(注)7月末のは増加、は減少、は横ばいで日経推定。▲はマイナス。小形棒鋼、薄鋼板、H形鋼、印刷用紙はメーカー・流通在庫の合計。ステンレス鋼板、古紙は流通在庫。その他はメーカー在庫。

(2009年8月5日 日本経済新聞朝刊より)

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3.コート紙の輸入過去最高に迫る 6月、前年比4倍

印刷用紙の主力品種であるコート紙の輸入が増加した。貿易統計によれば、6月の輸入量は前年同月に比べ約4倍の約6万7000トンとなった。2004年11月に過去最高を記録した6万9000トンに迫った。6月は5月に比べ国内メーカーの出荷量が増えたこともあり、輸入紙のシェアは14%と、過去最大となった5月(14・1%)に比べ、若干低下した。
輸入の約半分を占めるのが中国品で、6月は昨年同月の約5倍の3万トンとなった。次いで多いのがスウェーデン品で、約1万トンと昨年の22倍に拡大した。

(2009年8月6日 日本経済新聞朝刊より)

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4.巴川紙、営業黒字に 4〜6月

巴川製紙所の2009年4〜6月期の連結営業損益は1億円前後の黒字(前年同期は2億500万円の赤字)になった公算が大きい。09年1〜3月期の6億8800万円の営業赤字からも回復する。前期に静岡市の生産設備などを減損処理したため、減価償却費が軽くなった。外注費や労務費の削減なども損益改善に寄付した。
部門別では、プラスチック加工材料事業が営業黒字となったようだ。中国向けを中心に、半導体や液晶テレビ用の電子部品が堅調だった。OEM生産する黒色トナーも堅調だった。
売上高は前年同期比11%減の100億円程度だった公算が大きい。09年1〜3月期の87億円4400万円からは回復した。

(2009年8月11日 日本経済新聞朝刊より)

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5.製紙大手5社 4〜6月 棚卸し資産回転率が悪化

製紙大手5社の2009年4〜6月期の棚卸し資産回転率は前年同期に比べ悪化した。回転率から産出した回転期間(5社平均)は63日で前年同期の50日より延びた。売上高が落ち込んだのを受けて、減産で棚卸し資産の圧縮を進めたが追い付かなかった。1〜3月期との比較でも回転率の改善は小幅で需要の回復が遅れれば、減産の強化が課題になりそうだ。
貸借対照表の商品と製品、仕掛かり品、貯蔵品、原材料の合計を棚卸し資産とした。各四半期ごとの売上高を棚卸し資産(期中平均値)で割って回転率を産出した。
回転率が最も悪化したのは北越製紙で2.78回から1.80回となった。チラシやカタログなどに使われる印刷情報用紙の割合が高い企業で回転率が悪化しており、三菱製紙、日本製紙グループ本社の順に回転率が下がった。
回転率は下がったものの、紙パルプ各社の09年4〜6月期は三菱製紙を除く4社が前年同期比で営業増益だった。

製紙大手5社の09年4〜6月期の棚卸し資産回転率(回)

日本紙 1.49 (1.81)
王子紙 1.84 (2.05)
大王紙 1.56 (1.78)
三菱紙 0.95 (1.33)
北越紙 1.80 (2.78)
(注)カッコ内は前年同期、各社の決算短信をもとに算出

(2009年8月20日 日本経済新聞朝刊より)

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6.紙・板紙出荷13.6%減 10ヵ月連続で前年割れ 7月

日本製紙連合会が20日発表した7月の紙・板紙の国内出荷は、前年同月比13.6%減の222万6千トンとなった。前年実績を10ヵ月連続で割り込み、2ケタマイナスも9ヵ月連続。6月は減少率が12.7%減と今年最小となったが、7月は昨年の出荷が堅調だったこともあり、マイナス幅が拡大した。
企業の広告宣伝費削減などでチラシなどの不振が続き、印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比20.9%減の73万トンとなった。主力品種の塗工紙が25.4%減と大幅な落ち込みが続いていることが響いた。板紙も天候不順による農作物の不作の影響で段ボール原紙が11%減の73万9千トンとなった。

(2009年8月21日 日本経済新聞朝刊より)

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1.家庭紙、6月輸入増 ティッシュペーパー過去最高

大手量販店、中国品増やす

ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど家庭紙の輸入が増加している。貿易統計によると、6月のティッシュペーパー(タオルペーパーも含む)の輸入量は、前年同月の2.5倍の3171トンに拡大し、過去最高を記録した。大手量販店などが割安な中国品の取り扱いを増やしていることが背景にある。
トイレットペーパーの輸入量も前月同月比22%増の1930トン。輸入品の中心は中国品で、トイレットペーパーの約9割、ティッシュペーパーの約6割を占めた。
輸入品の比率は3%程度と少ないが、消費不振で、国内需要が減退するなか、「輸入品の増加が国内需給を一段と緩和させている」(家庭紙メーカー)との声も出ている。

(2009年8月15日 日本経済新聞朝刊より)

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1.古紙の輸出価格上昇 8月 中国需要増、2〜3割高

製紙原料となる古紙の輸出価格が上昇を続けている。指標となる関東製紙原料直納商工組合(東京・台東)の8月積み価格は前月積み比2〜3割上昇した。景気低迷による紙の消費減少に伴って世界的に古紙の発生量が減少している一方、内需拡大策を進める中国の調達が旺盛だった。
8月積み価格は段ボール古紙が21%高の1キロ12.204円、雑誌古紙が29%高の11.504円。段ボール古紙と新聞古紙は5カ月連続、雑誌古紙は3カ月連続で値上がりした。
昨秋からの景気悪化で古紙の輸出価格が急落し、一時は国内価格を10円超下回った。8月積みでは雑誌古紙は10カ月ぶりに輸出価格が国内価格(問屋店頭で1キロ11円)を上回り、段ボール古紙や新聞古紙の内外価格差も1〜3円に縮まった。
主要輸出先である中国は、内需拡大策で家電製品などを梱包する段ボール、食品などを梱包する白板紙の需要が伸びている。一方、景気悪化の影響で米国や日本では紙の減産が続いており、古紙の発生も減少している。
ただ「紙製品価格が低迷するなか、原料として中国の製紙会社が買える限界の額に近い」(商社)とみられている。

(2009年8月7日 日本経済新聞朝刊より)

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2.古紙の流通価格10カ月ぶり反発 中国需要の増加受け

製紙原料となる古紙の流通価格が約10ヵ月ぶりに反発した。中国需要の増加で輸出価格が上昇しており、古紙問屋が回収業者から購入する価格を上げ始めた。製紙各社の減産で古紙の発生量も減少。古紙の需要が今後一段と引き締まるとの見方も出ている。
 東京地区で古紙問屋が回収業者から買う価格は、新聞古紙が1キロ7〜7.5円程度と1週間前に比べ中心値で0.5円(7%)上がった。雑誌古紙は同4〜4.5円と同比0.75円(21%)高。段ボール古紙は同6〜6.5円と同比0.25円(4%)上昇した。
中国向けを中心とした輸出価格が上昇しているのが背景だ。段ボール古紙や雑誌古紙は直近の安値の約2倍、新聞古紙も約4割高となっている。

(2009年8月13日 日本経済新聞朝刊より)

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3.古紙在庫4カ月連続減

製紙原料となる古紙の在庫が4カ月連続で減少した。指標となる関東製紙原料直納商工組合(東京・台東)の32社統計によると、7月末は前月末比0.4%減の5万4652トン。中国向けを中心に輸出が堅調だった。ただ、輸出価格の上昇で、問屋の仕入れも活発になっており、在庫減はわずかにとどまった。

(2009年8月18日 日本経済新聞朝刊より)

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1.輸入パルプ値上がり 7月積み

製紙原料となるパルプ輸入価格の上昇が続いている。包装用紙などの原料となる針葉樹さらしクラフトパルプ(N−BKP)の7月積みは前月積みに比べ30ドル(5%)高の1トン610ドルとなり、3カ月連続で上昇した。中国の需要増加で国際価格が上昇基調を強めていることが影響した。
 印刷用紙などの原料となる広葉樹さらしクラフトパルプ(L−BKP)の7月積みも30ドル(6%)上がった。
中国の内需拡大策で紙需要が増えた結果、原料の手当てが活発になっている。パルプメーカーはすでに8月積みでも20ドル程度の値上げを提示しており、浸透する公算が大きい。

(2009年8月21日 日本経済新聞朝刊より)

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