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エコと作業効率改善を両立 〜 中京銀行のエコ自慢 〜 |
コクヨの、全く金属を使っていない紙ファイルをご存知ですか?
「フラットファイル<オール紙>」という商品名で5年前から市販されていますが
中京銀行では、コクヨと共同開発でそのファイルに自社向けのカスタマイズを施し、
それが作業効率の改善にも繋がっているということで話題になっています。
8月22日の日本経済新聞の記事よりご紹介させて頂きます。 |
中京銀行が金融業界初の試みとして昨年4月に導入したのが、すべて紙製のファイル「チューブファイル」だ。事務用品大手のコクヨと共同開発し、表紙やとじ具にも厚紙を使用している。
中京銀は、顧客情報が記載された帳票を電子化や種類の削減で1400種類まで減らしたが、それでもなつ印した文書など紙で保管が必要なものは多い。一定期間が過ぎて不要な帳票は廃棄するが、紙製ファイルだと帳票をとじたまま溶解処理が可能で、その後は段ボールの原料としてリサイクルできる。行内でも「普段使うファイルが紙製に代わったことで環境に対する意識も高まってきた」と評価する声が多い。
環境対策といえば、手間や費用負担を強いられるのが一般的だ。紙製ファイルの価格は一部840円と比較的高い。だが明らかに異なるのが、作業効率の改善につながる点だ。
中京銀は毎年度末に帳票類を抜き出す作業があったが、その手間がなくなった。行内調査の結果、これまで一店舗当たり47時間30分かかっていた帳票整理の作業時間が3時間30分に短縮。全店となると約4000時間の短縮につながったという。「作業効率化による時間外勤務の縮減で電気料金も減り、環境負荷の軽減に役に立っている」と胸を張る。 |
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