先月の「ちょっといい話」で森林セラピーの効果を掲載いたしましたが
今月は、その効果が体験できる場所をご紹介させて頂きます。
森林浴発祥の森「赤沢自然休養林」(長野県木曽郡上松町)。
先月ご紹介した田中淳夫氏の「森を歩く」では、以下のように紹介されています。
「ゲートを入りビジターセンターのすぐ前に石碑があった。苔むしているが「森林浴発祥の地」と彫られている。「森林浴」という言葉が登場した1982年に、ここで「全国森林浴大会」が開かれたからだ。」
「木曽檜の香りは、通常のヒノキ(主に人工林)の香りとは少し違う。独特の強さと、少し甘さを感じる匂いだ。この芳香もフィトンチッドの一つだから、赤沢は抜群のフィトンチッド濃度を保っているのだろう。森林浴・・・森の香りに浴するという言葉が実感として感じられた。“かおり風景”とはよく言ったものである。」
「その静けさが視覚も聴覚も嗅覚、触覚、そして空気の味覚さえも鋭敏にする気がした。神木であり、虫も寄せつけない香りといい、他の森とは違う、圧倒的なパワーを感じさせた。」
(田中淳夫氏著「森を歩く‐森林セラピーへのいざない」より抜粋)
残念ながら今年は11月8日にて閉園となってしまいましたが
来年4月下旬にはまた開園される予定です。
木曽檜の香りに思いを馳せながら、来年のGWの予定を立てるなんていかがでしょうか。
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