今月の「森を歩く」は高野山。「金剛峯寺を中心に、数百の寺院が標高800メートル前後の高原に密集するという、日本では稀な宗教都市」と田中淳夫氏は紹介されています。
「仏教では、自然の中に身を置くと、自己の中に宇宙を発見すると説かれている。修行も野外で行うものが少なくない。言われてみれば、森林セラピーメニューに似たものもある。」
「私が興味を持ったのは、立派な墓石群よりも、路傍の小さな石仏だった。…(略)…どこから訪れたのか長い旅路を経て高野山にたどりつき奉納したことを考えると、その思いの深さが偲ばれる。」
「なんにでも仏性を感じ取れるのが高野山なのかもしれない」
(田中淳夫氏著「森を歩く-森林セラピーへのいざない」より。抜粋は華陽紙業)
コウヤマキを初めとする「高野六木」が放つフィトンチッドに包まれて
自分の中の宇宙を見つめる時間を体験してみるのはいかがでしょうか。
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