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紙や印刷の用語集

紙や印刷に関する用語をご紹介致します。
毎月更新のKAYO NEWS『紙クロスワード』でご紹介した用語から始め、順次追加していきますので、ご参考になれば幸いです。

目次

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

わ行


間紙・合紙(あいし)

 紙や印刷物などの間に緩衝材として入れる紙

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あく抜き

 和紙の製造で、煮熟した繊維を流水に晒し不純物を流し去る工程

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浅野長勲(あさのながこと)

 広島藩最後の藩主で、有恒社の創業者

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阿智村(あちむら)

 星空が美しい長野県の名所。これまでに山陽製紙と協力して使わなかったパンフレットなどを「星くずの紙」という名称で再生する取り組みを行ってきています。

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アッティクス

 共和制ローマ時代の知識人。私財を投じて出版業を営んだといわれています。

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アバカ

 バショウ科の多年生植物。いわゆる『マニラ麻』。その葉脈繊維が日本の紙幣の主原料。

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網点細り

 印刷中に網点や画線が細り、極端な時は消失してしまう現象

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 古紙を原料パルプに戻すには印刷インキを取り除く『脱墨』という工程が必要になります。
 脱墨のための薬剤を投入し、泡立てることで、泡にインキが付着して浮き上がり、その泡を取り除くことで再生パルプを得ることができます。

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あんこ

 板紙などの中層の古紙を「あんこ」と呼ぶことがあります。

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イサムノグチ

 岐阜提灯をモチーフに、和紙と竹ひごでつくったランプシェードをデザインした芸術家

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板取川

 流域に和紙の里があった、岐阜県の川のひとつ

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糸目(いとめ)

 和紙などで、簀の子を組むときに使用された縦糸の漉き跡

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インクジェット印刷

 紙などに微細な粒状のインクを吹きつけて印刷する方式

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打紙

 和紙を叩いて艶を出したもの

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初水(うぶみず)

 和紙を手漉きするとき、最初に紙料液を簀の上に少量汲み上げ、簀の上に均一に、簀の面全体に広がるように動かして基礎となる薄い膜を形成します。
 この最初に汲み上げる紙料液を初水といいます。

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ウロン酸

 糖酸の一種で、ペクチンと同様、非木材パルプで細胞壁の接着剤としての役割を果たすもの。

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A判(えーばん)

 現在の洋紙の規格寸法のひとつ。625ミリX880ミリ。

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エスパルト草

 北アフリカや南スペインで育つ固くて強いイネ科の植物。イギリスやヨーロッパで紙の原料となった非木材繊維の原料植物。

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江戸時代

 江戸時代、紙の消費者は武家層から一般庶民へと広がりました。火事の際には井戸に放り込み、鎮火後引き上げて使えるほどに丈夫な大福帳などの用紙として商家で使われたとの話が残ります。

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奥付

 本の最後の著者名・発行社名・発行年月日などを記した部分

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お札のデザイン変更

 2024年7月に20年ぶりにお札のデザインが変更され、新1万円札には紙業界とも関係が深い渋沢栄一氏の肖像が採用されました。

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オゾン漂白

 オゾンの酸化力を利用して漂白する方法。

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回帰年

 伐採に適した大きさになった木の一部を伐採し、その後に後継樹を植えて森林を更新していく『択伐』において、択伐から次の択伐までの期間。

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かいしき

 料理の下に敷く紙や木の葉のこと

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階調

 色や明るさの濃淡の段階。グラデーション。

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カオリン

 印刷用紙の塗工用顔料のひとつ。光沢、平滑性、白色度などを上げるために用いられています。

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過酸化水素

 パルプの漂白のために使われる薬剤

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カス上げ

 シールを印刷して納品する際、シールが剥がしやすいように周囲の余分な部分を取り除くこと。『カス取り』ともいいます。

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かぞ

 楮(こうぞ)の別称

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かみがやつり

 パピルス草の和名。茎の皮を剥ぎ、テープ状に切って縦横に並べ、表面を滑らかに仕上げることでパピルス紙となります。

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紙衾(かみぶすま)

 紙でつくった服、紙衣(かみこ)にワラを入れた布団

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唐紙

 版木の上に雲母粉などと糊を混ぜたものを塗って、その上に紙を置いてこすることで模様をつける技法、あるいはその技法を用いた料紙。

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刈安(かりやす)

 イネ科の多年草の植物。黄色系の染料の原料として古くから使われ、『枕草子』にも「刈安染」が紙の色名として登場しています。

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カレンダー

①乾燥した紙を鉄製のロールの間を通してプレスし、厚さを均一にしたり表面を滑らかにしたりする装置
②日付や曜日などを表すアイテム。当社でもお取り扱いできます。是非お問い合わせ下さい。

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川上御前

 6世紀初め、福井県今立町(現:越前市)に現れて「この地は清らかな水と原料に恵まれているので紙を漉けばよい」とお告げし、紙の製法を伝授したといわれている謎の姫。紙祖神として同地の岡太神社に祀られています。

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還魂紙(かんこんし)

 中国で北宋時代につくられ始めた、古紙を原料とする漉き返し紙

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完成パルプ

 未晒パルプを漂白し、塵や異物を取り除いて仕上げられたもの。

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勘物使解(かんもつしのげ)

 正倉院文書のひとつ。弘仁2年(811年)に正倉院の宝物を点検した記録で、この紙に流し漉きの証拠とみられる「返り」が確認できることから、810年ごろ流し漉きの技術が確立し、普及したと考えられています。

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管理された森林

 森を育て、適切に伐採することで、環境保護と産業活動を両立させる「持続可能な森林経営」を実現するため、製紙産業は適切に管理された森林から木質資源調達を行っています。

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画仙紙

 画や書を描くための紙

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ガムテープ

 本来はクラフト紙の片面に水溶性の粘着剤を塗って乾かし、水をつけたときに粘着性を発現するもの

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雁皮(がんぴ)

 和紙の代表的な原料植物のひとつ。楮よりも繊維が細くて短く、絹のような光沢のある緻密で滑らかな紙を漉き上げることができ、その品質の高さから「紙の王」と称されたこともありました。

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キケロ

 共和制ローマ時代の政治家、思想家、文筆家。アッティクスあての手紙が編纂され、書簡集として残されています。

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切箔(きりはく)

 金箔や銀箔を四角く切ったもの。

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儀保(ぎぼ)紙漉所跡

 沖縄県の史跡。琉球王府の公文書用紙を漉いていた場所。

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クラフトパルプ法

 木材チップを加熱した薬品で煮てバラバラにし、パルプ化する方法。KP法。

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黒皮

 植物の皮の、一番表の層。

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グラインドメーター

 インキ中の顔料の粒子の大きさや分散度を測定する装置

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建仁寺

 京都最古の禅寺ともされる臨済宗のお寺。「風神雷神図屏風」等、多数の重要文化財や美術品を保有しています。
 俵屋宗達真筆の「風神雷神図屏風」は現在、京都国立博物館に寄託されていますが、キャノンの技術等で和紙上に再現された複製品が2021年に建仁寺に奉納されました。

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原本性

 文書やデータが作成された当初のままで改ざんされていないこと。
 紙が電子より優れている点のひとつとされてきたましたが、電子でも担保されるようになってきています。

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楮(こうぞ)

 和紙の代表的な原料植物のひとつ。三大原料のなかでは最も古くから、最も多く使われていて、丈夫で特有の光沢のある紙を漉くことができます。

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黒液(こくえき)

 化学パルプ法で、木材チップを薬液で煮てパルプを取り出した後の廃液。回収されて非化石燃料のひとつとして使用され、さらに燃焼後に残った薬品も回収されて再利用されます。

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コブ吸水試験

 非吸水性の紙の片面を一定条件で水に接触させて吸水量を測定する試験

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コーリャン

 ソルガムの別名。2011年に茨城大学などがスイートソルガムの残渣から紙をつくることに成功。

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碁罫紙

 囲碁の対局の手順を記録する用紙

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酢酸鉛試験紙

 酢酸鉛溶液を濾紙に浸し乾燥させてつくる試験紙。硫黄や硫化物に反応します。

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サクションボックス

 抄かれた後、軽く脱水された湿紙からさらに水分を抜くために使用される、真空ポンプを使った脱水装置。

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サトウキビ

 砂糖を搾った後の茎から生産される「バガスパルプ」は、ワラ、竹とともに、非木材の世界の三大製紙原料のひとつとされています。
 バガスを生産している海外では、砂糖工場と製紙工場が隣接しています。

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左伯(さはく)

 後漢末期の製紙の名工。紙の品質を向上させ、彼がつくった紙は「左伯紙」と呼ばれ愛されました。

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サマルカンド紙

 タラス河畔の戦いで捕虜となった中国の製紙職人より製紙技術がアッバース王朝に伝わり、757年にサマルカンドに製紙工場が建設されました。その地で抄かれたサマルカンド紙は品質の良さから人気を博したと伝えられています。

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さらさ紙

 更紗模様をつけた紙。壁紙や襖紙などに使用。

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酸性

 にじみ止めのために硫酸バンドが使われていた時代の紙は弱酸性で、硫酸バンド由来の成分によって劣化しやすくなっていました。現在では薬液の見直しが行われて弱アルカリ性の状態で紙をつくるようになり、薬液による劣化の課題が解決されています。

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紙管(しかん)

 紙やフィルム、繊維などを巻く軸として使われる紙製の筒。建築家の坂茂さんは建築材料として紙管を用いたシェルター、パーティションなどを発表しています。

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しこくてんれい

 特殊な繊維を羽根のように抄き込んだ、リンテックの高級印刷用紙。
 越前和紙の大礼紙と似た風合いを持っていますが、『大礼紙』は登録商標であるため「てんれい」という名称となっています。

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悉皆(屋、士)

 着物に関するトータルコーディネーターで、アフターケアも行ってくれる専門家。
 着物の保護に使われる「たとう紙」など、着物と紙も深い関係にあります。

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地合い

 紙を透かして見たときの繊維ムラの様子。

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樹種

 紙の原料となる木材チップには木材から建築資材等を取った後の残材や建物を解体したときに出る廃材、間伐材、植林材など、様々な樹種が使用されます。それぞれパルプ化のしやすさやパルプになったときの特徴などが違うため、紙の品質を安定させるためには複数の樹種を適切に混ぜて使うことが必要とされています。

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上質紙

 晒クラフトパルプ100%を原料とする非塗工上級印刷用紙。高品質で汎用性が高く、出版や商業印刷など幅広い用途で使用されています。

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白皮(しろかわ)

 楮の皮の一番内側の部分。楮の表皮は黒皮(くろかわ)、甘皮(あまかわ)、白皮の3層からできており、白皮だけを製紙原料として使う例が多いですが、あえて甘皮を残して、より丈夫な紙とする、石州半紙のような例もあります。

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四六判(しろくばん)

 現在の洋紙の規格寸法のひとつ。788ミリX1091ミリ。

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水素結合

グルコースの水酸基同士が引き合って結びつくこと。 紙が紙の形を保っているのは「水素結合」によるもの。 

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すかし

 紙を漉く網に金属で型を付け、あえて紙料の濃淡をつくることで、光に透かしたときに模様ができるようにした技法、あるいはその模様。13世紀ごろにイタリアで漉かれた透かし入りの紙が残っています。

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スカッフィング

 摩擦などによって印刷物のインキが剥がれ落ちたり印刷物表面に傷がつく現象

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スーパーカレンダー

 製紙で、強い圧力を加えて光沢や平滑性、透明性などを上げる加工。

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スラー

 印刷したときに網点の縁が不鮮明になったり、網点が尾を引いたようになる現象。紙と版やブランケットが離れるときにずれるために起こる現象として、印刷機の振動やインキのタック、圧胴と版胴の表面速度があっていないなどのときに発生しやすいと考えられています。

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セールスプライス

 紙の代理店の販売価格。SP。

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草紙・草子

 紙を冊子の形に綴じたもの。

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底板(そこいた)

 紙袋の底に入れる板紙。内容物の重さを分散させる効果があります。

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損紙(そんし)

 印刷時などに発生する、使えなくなってしまった紙。

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檀紙(だんし)

 細かい縮緬のような皺が入った紙。元は檀(まゆみ)の繊維を原料として特有の乾燥法で漉かれていた陸奥国の紙を指す言葉でしたが、平安時代には原料は楮に変わり、今では東北以外でも漉かれています。

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竹紙(ちくし)

 竹の繊維を主原料とする紙。唐代に漉かれ始め、最初は破れやすいとの評価もありましたが、南宋時代に改良され評価されるようになりました。

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千代紙

 花や柄など様々な模様を色刷りした紙。折り紙や和紙人形などの工芸品、箱の装飾として貼る紙などに使用されています。

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塵取り

 紙の繊維を綺麗にする工程で、漂白後の白皮に残った黒皮の細かい破片や小さい節のかけらなどを取り除くこと

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ツインワイヤー

 長網抄紙機の様式のひとつ。表裏差を少なくするため、2枚のワイヤーで紙料を挟み脱水。

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束(つか)

 本や冊子の厚さを表す言葉。紙の重量に対する厚さを表現するときにも「束の出る紙」といった風に使います。

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面(ツラ)を合わせる

 印刷やデザインで、文字や画像の端を合わせること

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土佐和紙

 美濃和紙、越前和紙とともに三大和紙のひとつとされています。

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トライ・ダイン・パルパー

 パルプや古紙などを離解する機械

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鳥の子

 雁皮紙の異名。その光沢のある薄い黄色が卵のようだということでこの名前があります。

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トロロアオイ

 和紙を漉くときのネリの原料として、江戸時代ごろから使われるようになった植物。

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ドウサ

 膠とミョウバンを水で溶いたもの。滲み止めや装飾を接着する目的で和紙に塗布されることを「ドウサ引き」と呼びます。

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ドクターブレード

 トイレットペーパーなどにシワを入れ、ふっくらとした肌触りを実現する部品

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ドット

 印刷物を構成する網点の別称。
 印刷物は青、赤、黄、黒の小さな点=ドットを組み合わせることで、画像や色を表現しています。

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ドライダウン

 インキが乾燥するにつれ、印刷直後と比較してインキ濃度や光沢が低下する現象。紙質によって差があり、一般的にグロス系のコート紙よりダル・マット系のコート紙の方がドライダウンが大きくなります。

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ドロマイト

 炭酸カルシウムを含む鉱石。白色度を上げるためなどに用いられます。

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ドンキン

 イギリスの製紙業者。1826年に乾燥のための円筒(シリンダー)を抄紙機に取りつけ、乾燥した紙を連続してつくり上げることができる抄紙機を完成させました。

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曇徴(どんちょう)

 高句麗の僧。『日本書紀』推古天皇18(西暦610)年に「紙の製法が巧みで、てんがい(水力で動かす石臼)もつくった」人物として記されています。

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内添

 薬剤を紙料に加えて、繊維表面を被うことで様々な効果を出す方法

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中芯原紙

 段ボールの中層の波形の部分に加工される原紙。

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二酸化チタン

 紙の白色度、不透明度を上げるための填料のひとつ

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荷札

 荷物の運搬のためにつけられる札。タグに針金などを通し荷物に付けられるようにした札を「エフ」と呼び、荷札の意味で使われることがあります。

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ニュルンベルク

 1390年にドイツで初めての製紙工場が建設されました。

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野毛

 金箔・銀箔を線のように細く切ったもの

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ノリウツギ

 和紙を漉く際の、ネリの原料植物のひとつ。

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ノリノキ

 ノリウツギの別名

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白垂紙(はくすいし)

 高麗産の楮紙。よく叩解された原料を使った、白くて光沢のある紙と言われています。

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白土

 紙の平滑性や光沢、白色度などを上げるために用いられる鉱物性顔料。

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バイオマス

 再生可能な有機物資源で、化石資源を除いたもの。
 木質資源や古紙、黒液など、製紙メーカーでは多くのバイオマス原料を循環させて活用しています。

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バイオマスリファイナリー

 石油由来の物質に代わり、バイオマス原料から素材や化学品、燃料などを製造すること、その技術。
 多くの製紙メーカーが減プラや脱炭素に貢献するため、開発を続けています。

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パターン紙

 木目調の家具などをつくる時に使う紙

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バナナペーパー

 ザンビアで生産されたオーガニックバナナの茎の繊維に古紙や森林認証パルプを加えてつくられた、エシカルな紙。環境問題や途上国の貧困問題の解決などに貢献することを目指しています。

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Pam(パム)

 特種東海製紙が運営する、紙に関する資料展示や紙文化の伝承、情報発信などを行う拠点。

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パルプモールド

 古紙などから取り出したパルプを金型に入れて抄き上げ、乾燥させたもの。

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ファブリアーノ社

 イタリアの老舗製紙会社

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フォードリニア

 長網抄紙機を商品化した兄弟。その名にあやかって、長網抄紙機は「フォードリニアマシン」と呼ばれています。

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武士階級

 播磨で漉かれていた楮紙「杉原紙」は鎌倉時代から主に武士階級で重用されていました。

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ブリスター

 印刷後の加熱乾燥により、紙の水分が急速に気体化することで火ぶくれのようになる現象

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ブルーイング

 紙の見た目の白さを上げるため、青系の染料を加える加工。青味づけ。

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プレスパート

 製紙で、湿紙に圧力をかけて水分を搾る工程。

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ペーパーレス化

 会議資料などを紙からデジタルに変更し、紙の使用量を減らす動き。

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反故(ほご)

 古紙の呼称のひとつ

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法華義疏(ほっけぎしょ)

 法隆寺に伝わる、現存する日本最古の文書。聖徳太子の直筆との話もあります。

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ボイド

 植物繊維が絡み合う間にある隙間。

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ポリエステル紙

 PETを原料としてつくられる紙。耐熱性、耐酸性、耐水性、耐油性などを活かして、さまざまな産業の現場で使われています。

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ポンペイ

 噴火で火山灰に埋もれたイタリアの古代都市。
 この遺跡から発掘された、炭化したパピルスの一部がAIを使って解読されたと報道されました。

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マイクロカプセル

 ノーカーボン紙でインキが収納されている容器。圧力がかかるとカプセルが壊れてインキが外に流出し、顕色剤と反応して文字などが表れます。

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マサゴオペーク

 1964年の東京オリンピックのポスター紙として採用された高級印刷用紙。特種東海製紙岐阜工場の前身、真砂製紙で製造されました。特種東海製紙岐阜工場は2024年3月閉鎖。

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三井寺(みいでら)

 滋賀県大津市にあるお寺。「もろともに あはれとおもへ ~」の作者、前大僧正行尊や、紫式部の父が出家したお寺としても知られています。

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未晒紙

 パルプを漂白せずにつくる茶色の紙。包装用紙に使われることが多い紙です。

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ミシン(目)

 ハサミを使わずに手で紙を切り取ることができるように入れられる、点線状の切込み

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三椏(みつまた)

 和紙の代表的な原料植物のひとつ。雁皮に似た繊維の木で江戸時代ごろから紙の原料として使われ始め、雁皮より栽培が容易であったことから日本の紙幣の原料として採用されています。

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ムクノキ

 温暖な地域に分布する落葉樹。葉に固い毛がありざらついているため、乾燥させたものを紙ヤスリの代用として使っていたそうです。

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モアレ

 多色刷りをしたときなどに、規則正しく並んだ点や線が干渉しあって想定外の新しい模様が見えてしまう現象。
本来は軽減させる対象ですが、あえて発生したモアレをデザインに使用している例もあります。

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毛細管現象

 細い管の内部の親水性などによって、外部から力が加えられなくても液体が管の内部を上昇したり下降したりする現象。紙は元の繊維が親水性が高く、繊維と繊維の間に空隙がある構造なので、この毛細管現象によりインキや水などの液体が染み込みやすくなっています。

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有機フッ素化合物

 炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物。PFAS。
 自然界で分解されにくいことから人体や環境への影響が懸念されており、各製紙メーカーから有機フッ素化合物を使わない耐油紙が発売されています。

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雷管用紙

 雷管の端を密閉するために使われる、薬莢紙に似た強い紙

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ライナー

 段ボールの表層に使われる平らな紙

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落水紙

 漉いた紙に水滴を落とし、開いた穴を模様とする和紙。

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リード罫

 厚紙を加工する際に、折り曲げやすくするために入れる点線上の罫線。

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リーム(ream)

 欧米の紙の取り扱い単位。「連」の語源との話があります。

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リチッパー

 砕木パルプをつくる工程で出る細木片や木屑などを再度砕いてパルプにできる大きさにする装置。

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リトグラフ

 平らな石板や金属板の上に描画し印刷する技術

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リムス

 製造残渣を紙の原料として再利用する、大王製紙のシステム。もみ殻を混抄した「Remsスタンダード‐FS」が製品化されており、同社は残渣が発生する企業からのお問い合わせを呼び掛けています。

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ルンケル比

 繊維の膜の厚さを示す指標。ルンケル比が大きいほど膜は厚く、紙は硬くなります。

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連量(れんりょう)

 紙の単位当たりの重量。紙(薄いもの)は1,000枚、板紙(厚いもの)は100枚当たりの重量を『連量』と呼んでいます。紙は1枚がとても薄いので、厚さを表すのに連量を用いたり、取引を連量で行ったりします。

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ロジンサイズ

 水性インキのにじみ止めのために使われる、松脂を原料とした薬液。以前は繊維に定着させるために硫酸バンドが使われていましたが、硫酸バンドを使用すると紙が酸性になり劣化が早くなるため、現在は中性のサイズ剤が使われています。

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ロベール

 連続抄紙機の原型を開発したフランスの人。1798年に長網式抄紙機の小型模型をつくって特許を得ました。

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ワイヤーパート

 抄紙機で、紙料を吹き付けて湿紙をつくる工程。紙料が吹き付けられた段階では水分が99%の状態ですが、このワイヤーパートを走る間に水分が80%程度まで脱水され、乾燥パートに送り出されます。

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