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新入社員シートくんとロール先輩の紙修行 ①紙の勉強って必要?

 時は4月、桜の候、新入社員「シートくん」が入社してきました。
 「よろしくね、シートくん。仕入れ部門のロールです。これから一緒に紙のことを勉強していきましょうね。」
 「はい!頑張ります!宜しくお願いします!」
 元気に返事をしたシートくん、でも、「?」と首を傾げます。
 「ロール先輩、紙は紙ですよね。小さい時からずっとそばにあったものですし・・・いまさら勉強って?」
 不思議顔のシートくんの前にロール先輩がとん、と置いたのは数冊の本。
 「シートくん、この本にはどんな紙が使ってあると思う?」
 「えーっと・・・1種類じゃないです。色々な紙が使ってあります。」
 「正解!じゃあ、次の質問ね。本文に使ってある紙と、口絵に使ってある紙では、どういう風に違うかな?」
 「うーん・・・本文の紙は、ちょっと黄色くてふわふわした感じかな?口絵は・・・写真が光って見えます。」
 「それも正解!本文は書籍用紙、口絵はアート紙という紙が使ってあるの。ほかにも、色上質、ノーコートボール、ファンシーペーパー、紙クロス・・・それぞれ特徴がある、色々な紙を使ってこの1冊の本は出来上がっているのよ」
 先輩の言葉に、ピン!とひらめいたシートくん。
 「そうか!印刷物の特徴を生かす紙を使わなきゃいけないってことですね!」
 ロール先輩はにこにこ笑って肯きました。
 「ほかにも色々な種類の紙があるし、ファンシーペーパーなんて、何を選ぶかで雰囲気が全然違ってしまうのよ。」
 「知識とセンス次第ってことか・・・僕、頑張ります!」
 意気込むシートくんをにこにこ笑って見つめるロール先輩。新入社員シートくんの紙修行の始まりです。

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