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【紙のソムリエ】シートくんとロール先輩の紙修行 77 新入社員様基礎編⑱紙器用板紙

「新入社員の皆様、こんにちは。蒸し暑い日が続いています。」
「若手社員の皆様、こんにちは。水分や塩分の補給、忘れないで下さいね。」
「そう言えば先輩、先日はお土産のお菓子、有難うございました。」
「どういたしまして。今月は夏休みやら帰省やらで、お土産を買ったりもらったりする機会が多いよね。」
「そのお菓子の箱にも使われている原紙、『紙器用板紙』が今月のテーマです。」

1.紙器用板紙の分類

「まず前提として、紙は大きく分けて『紙』と『板紙』に区分されています。」
「薄いものが『紙』、厚いものが『板紙』ですよね。それから、そもそも紙は繊維が抄き合わされて層になってできているものですが、板紙は厚い分、その層構造がはっきり分かります。」
「表層、中層、裏層、という言い方をしたりしますよね。ものによっては、層ごとに使っているパルプが違うこともあります。」

「紙器用板紙はその板紙の中の一分類で、名前の通り、主な用途の一つは紙箱の原紙です。」

2.マニラボール

「紙器用板紙の中で、表層に晒クラフトパルプを使っていて白い色をしているものを『白板紙』と呼んでいます。」
「その白板紙の中で、裏にも晒クラフトパルプを使い、表裏の白色度が同程度のものを『マニラボール』としています。」

「高級白板紙を高板(こういた)、特殊白板紙を特板(とくいた)と省略した呼ぶこともあります。」

3.白ボール

「マニラボールとは反対に、表裏の白色度に差があるものを『白ボール』と分類しています。」

「裏面の色によって『裏ねず』『裏白(うらじろ)』といった呼び方をするものもあります。」

4.黄・チップ・色板紙

「原料に古紙や未晒クラフトパルプなどを使用し、原料の色や着色によって黄や茶、灰色となっている板紙が『黄・チップ・色板紙』に分類される黄ボールやチップボール、片面クラフトボール等です。」
「白板紙より厚いものが多く、表面に印刷した紙などを貼って書籍の表紙の芯や箱の芯として使われる場合が多いですが、その色を生かしたパッケージなどに使用される場合もあります。」

「紙器用板紙の2018年の需要予測は横ばいでしたね。」
「用途が幅広いからね。インバウンド効果とか個食化、健康志向の影響なんかでパッケージ用途は堅調だけど、書籍関連とかカード用途は減るって、日本製紙連合会さんの試算では説明されているよ。」
「でも、今後使い捨てプラスチックの制限が厳しくなったら、紙製容器が今以上に増えるかもって期待されてますよね。」
「製紙は資源循環型産業だから。特に板紙は、原料に古紙を使っている分、印刷用紙以上に再利用の割合が高いんだよ。」
「使えるものは無駄なく何度も使うって良いですよね。そう言えば、先輩のお土産も資源循環型でしたよ。」
「どういうこと?」
「持って帰って親に渡したら、すっごく喜んでました。」
「・・・ふーん。自分では食べてくれなかったんだ。」
「・・・あ。」

(初掲載:2018年8月10日、加筆修正:2019年12月12日)

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