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【紙のソムリエ】シートくんとロール先輩の紙修行 78 新入社員様基礎編⑲雑板紙

「新入社員の皆様、こんにちは。9月になりました・・・」
「若手社員の皆様、こんにちは。とはいえ暑い日が続いているので、まだまだ熱中症にもご注意下さいね。」
「夏が終わっちゃいましたね、先輩・・・」
「いや、まだ暑いと思うけど?」
「そういうことじゃないんですよ。8月が終わると、なんかこう、焦るというか、今年も何にもなく夏が終わっちゃったって落ち込むというか・・・」
「そこまで期待されても8月も困ると思うけど・・・終わりと言えば、今回のテーマ、『雑板紙』が、紙・板紙の品種分類では最後の項目になります。」

1.雑板紙の分類

「『雑板紙』は板紙の一種ですが、さらに以下のように分類されています。」

「どういうものかというと・・・」

「総じて、縁の下の力持ち、っていう役割のものが多いみたいですね。」
「そう言ったら、紙・板紙の役割は大抵そうなんじゃないかな。」

2.ワンプ

「雑板紙のなかでも、紙屋さんや印刷屋さんで一番よく見かけるのは『ワンプ』でしょうか。」
「『ワンプ』って、意味が広いですよね。メーカーさんから出荷されてくる平判の紙の包装紙も、巻取を覆っている包装紙も、どちらも『ワンプ』って呼びますし、紙卸で断裁した紙を包装するものも『ワンプ』と呼んでいます。」
「ワンプには紙を湿気から守るために防湿加工が施されているものが多いので、紙屋さんが断裁した紙を印刷屋さんに届けるときにも再利用されているんですよね。ちなみに、『ワンプ』という言葉は『wrap』から来ているという説があるそうですが、はっきりしたことは分かっていないようです。」

3.生活の中の雑板紙

「ワンプとは反対に、紙業界とは関係ない一般の方に一番なじみが深いものと言えば、石膏ボードでしょうか。」
「でも、石膏ボードの天井の下で生活してても、その表面が紙だって思うことはあまりないんじゃないかな。」
「そうかもしれませんね。となると・・・」
「最近よくお問い合わせ頂くのは紙管かな。以前は巻き芯としてしか認識していなかったから、巻取を使った後の処理に困る、ぐらいの感覚しかなかったものだけど、建築や間仕切りに使うようになってから脚光を浴びだしたよね。」
「以前、お客様から、杖の代わりに紙管を使っても良いかって聞かれたことあります。強度が保証できないからお勧めできません、ってお応えしましたけど、用途が広がるのは良いですよね。」

「紙月報に含まれている品種については、これで全部でしょうか。」
「とは言え、月報に入っていないアレとかコレとかについてはまだご説明していませんから、次回はそちらをご説明させて頂く予定です。」
「そうか。夏が終わっても秋が来るってことですね!新米に新そば、栗に柿にさつまいもに・・・。先輩!僕、なんかやる気出てきました!」
「うん、まあ、それでこそシートくんだよね・・・・・・」

(初掲載:2018年9月10日、加筆修正:2019年12月12日)

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