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【紙のソムリエ】シートくんとロール先輩の紙修行 73 新入社員様基礎編⑭包装用紙

「新入社員の皆様、こんにちは。紙と印刷の世界にようこそ!」
「若手社員の皆様、こんにちは。新入社員から若手社員へのクラスチェンジ、おめでとうございます!」
「社会人になると、外見からだけでは新人さんかベテランさんか分かりづらいですよね。」
「小中高って制服が変わるのとは訳が違うからね。でも、やっぱり、新人さんのスーツには独特のパリッと感があるし、役職が上がると着るものにも相当気を使うみたいだよ。」
「見た目が大切なのは包装紙と同じってことですね。というわけで、今回は包装用紙のご説明です。」

1.包装用紙の種類

「紙の主な機能は『書く』『拭く』『包む』。この『包む』機能に使われるのが包装用紙です。」
「包装といっても、軽くて小さなものから重くて大きなものまで、包むものは様々。用途や種類によって包装用紙は以下のように分類されています。」

「漂白してないかしてあるかで『未晒』と『晒』に大きく分かれて、あとはそのなかで、何を包むか、といった用途や、つやつやしているか、などの特徴で分類がされています。」

2.それぞれの包装用紙の特徴

「包装用紙の分類ごとの主な特徴や用途はこんな感じです。」

重袋用両更クラフト紙 米や肥料、セメントなど重量物を入れる大型袋の原紙。
一般両更クラフト紙 茶色い包装紙や袋などの原紙。粘着テープの原紙でもあり、印刷用紙を包む包装紙の原紙でもある。
特殊両更クラフト紙 半晒(はんざら)クラフトとも呼ばれる、明るい茶色の包装原紙。いわゆる茶封筒などに使われる。
筋入クラフト紙 薄くて片面に艶がある、筋模様の入った包装原紙。封筒や果物の包装用などに使われる。
片艶クラフト紙 片面に艶がある、茶色い包装原紙。
純白ロール紙 片面に光沢がある、薄くて白い包装原紙。デパートなどの包装紙として使われるほか、アルミ箔と貼合して面白い使われ方をしたりする。
両更晒クラフト紙 光沢のない、白い包装原紙。包装紙や袋などの原紙として使われる。
片艶晒クラフト紙 白くて片面に艶がある包装原紙。手提げ袋やお菓子の小袋などに使用される。
薄口模造紙 両面に光沢がある、薄くて白い紙。包装用のほか、伝票用紙としても使われる。

「包装用紙はその用途上、丈夫であることが求められるため、繊維の長い針葉樹パルプが主原料として使われています。また、クラフトパルプ法で作られた強いパルプが、当初は主に包装紙に使われていたこともあり、今でも包装用紙をクラフト紙と呼んでいます。」

「最近はプラスチック包装の廃棄物の問題や、特に海に与える環境負荷が大きいって問題がクローズアップされているでしょ?大手の食品関係や小売で、包装を紙に代える動きもあって、2018年の需要は印刷用紙ほどには減少しないんじゃないかって見通しが発表されてるんだよ。」
「ネット通販でも、小さくて軽いものはクラフト紙の包装や袋で送って来たりしますよね。」
「包装の簡易化の動きもあるから、今後の需要がどうなるかは分からないけどね。」
「包装といえば、僕、先輩にご相談があるんでした。」
「何?」
「今度の新入社員さんの歓迎会で、僕、ゲームの景品を用意する係になったんですけど、景品を包む包装紙は白い方が良いと思いますか?それとも中身が見えないように茶色い方が良いでしょうか?」
「景品は何にしたの?」
「いや、それはまだ決めてないんですけど。」
「・・・・・・」

(初掲載:2018年4月10日、加筆修正:2019年12月11日)

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